
小陰線引け。売り圧力が強まった場面でも84円手前で下げ止まった。5日線が位置する84.50円台まで持ち直して引けている。
先週は何度か日足一目・雲の中に入り込むも、結局は伸び悩んだ。雲の下限は本日85.30円台まで水準を切り上げている。下サイドでは、転換線が83.70円台まで上昇。上下に位置する主要水準を意識しながらの値動きとなりそうだ。
レジスタンス1 85.31(日足一目均衡表・雲の下限)
前日終値 84.52
サポート1 83.73(日足一目均衡表・転換線)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は 相場の動きを分析するテクニカル指標の一つです
一方上値は、110円前半のブレイクが実現できるか注目ですが、ただ、110.67の戻り高値を超えても、110.96-111.07には、テクニカル的に強いギャップが控えています。当面上昇があっても、111円はグッド・ターゲットとなりそうです。
宮田 直彦(みやた なおひこ) チーフテクニカルアナリスト マネースクエアアカデミア学長 1986年4月国際証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。個人向け営業を経てエジプトに派遣留学。帰国後、トレーダーやリテール向け情報提供、機関投資家セールスを経て1999年チーフ・テクニカルアナリスト就任。エリオット波動理論によるテクニカル分析の第一人者として活躍。内外機関投資家から広く支持を受けており、日経ヴェリタスアナリストランキングではトップ3の常連。2020年11月マネースクエア入社。チーフテクニカルアナリスト・マネースクエアアカデミア学長に就任。国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®) 【執筆レポート】 「宮田エリオット波動レポート」 【出演動画】 YouTube(M2TV)「エリオットView」
一目均衡表は、相場の動きを分析するテクニカル指標の一つです。日本発祥のテクニカルチャートで、国内外の投資家が活用しています。5本の線と線に囲まれた「雲」とローソク足を組み合わせて分析します。見方のポイントを押さえ、相場分析に役立てましょう。
一目均衡表とは、相場の動きを分析するテクニカル指標の一つです。1936年に細田吾一氏(ペンネームは一目山人【いちもくさんじん】)が開発した純国産のテクニカル指標で、同じく日本で考えられたローソク足チャートと並んで海外投資家にも人気があるチャートの一つです。
それでは、前述したファンダメンタルズ面やテクニカル面などを総合的に考慮して、2020年のドル円相場の展開と戦略を検討してみましょう。その前に、4期に分けて「例年のアノマリー的な動向」を押さえておきましょう。
一目均衡表は、5本の線と線に囲まれた「雲」とローソク足を組み合わせて分析します。他のテクニカルチャートに比べると使用する線が多かったり構成要素が多かったりして、ちょっと複雑だなと感じる部分があるかもしれません。実際、一目均衡表の根底にある理論を完璧に理解するのは簡単ではありません。それでも、視覚的に相場の転換点などを示してくれるので、ポイントを押さえれば初心者でも使いこなすことができる便利なテクニカルチャートです。
上述した「(各通貨ペアの)年間予想レンジ」を含めた3つの世界戦略通貨ペアにおける「24年大予想」に関しては、あくまでテクニカル分析とシーズナル分析を合わせた上で勘案した本稿執筆(23年12月20日)時点での「蓋然性(がいぜんせい)」を記載したもので、将来を予言するものではありません。よって、日々変わり得る相場材料に関しては、当社の「マーケット情報」(=レポートやM2TV[YouTube]など)を適宜ご確認いただくようお願いします。また、実際のトレードに関しては、別途「トラリピ戦略リスト」をご参考にしていただければ幸いです。
津田 隆光(つだ たかみつ) チーフマーケットアドバイザー 日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。社内外で各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やYouTube(M2TV)出演、ラジオ番組(ラジオNIKKEI)コメンテーターなどを務める。 【執筆レポート】 「テクニカル・ポイント」など 【出演動画】 YouTube(M2TV)「マーケットView虎視眈眈」
トレーダー間の判断の違いに対処するため、多くのトレーダーが共通して意識するツールやテクニカル分析手法を活用してみましょう。
◇フィボナッチ・リトレースメントとは「フィボナッチ比率」をトレードにあてこんだテクニカル手法です。「23.6%・38.2%・61.8%・76.4%」という比率を、フィボナッチ比率、または黄金比率と呼びます。多くの投資家がフィボナッチ比率で求められた価格帯を意識する為、相場に影響を与えると考えられています。チャートの高値・安値の間をフィボナッチ比率で区切られたラインを引くことで、サポートライン・レジスタンスラインを判断します。
一目均衡表は、ネット証券などのテクニカルチャートの画面で簡単に描画することができます。描画された一目均衡表は、一目で視覚的に相場状況を捉えることができます。相場転換のサインなどいくつかポイントとなる「見方」を覚えれば、初心者でも簡単に使いこなすことができます。
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