トヨタ世界販売4年ぶり減 24年度
トヨタ自動車が24日発表した2024年度の世界生産台数は、前年度比2・9%減の967万9470台と、認証不正による生産停止などの影響で4年ぶりに前年度を下回った。世界販売は0・3%減の1027万3719台だった。
トヨタの世界生産 トヨタ自動車は本社のある中部のほか、東北や九州などに生産拠点を置き、海外各地にも工場を持つ。新型コロナウイルス禍で一時落ち込んだが、新車の堅調な需要などにより急回復した。過去最高は2023年度の約997万台。海外生産は日米貿易摩擦を背景に1980年代から急速に拡大し、22年度以降は600万台を超えている。国内では、雇用維持や人材育成の観点から300万台規模の体制を維持している。
Maki Shiraki[東京 24日 ロイター] - トヨタ自動車が24日発表した3月の世界販売・生産実績(高級車ブランド「レクサス」含むトヨタ単体)は、海外販売が同月として過去最高だった。関税発動前の米国で駆け込み需要があったほか、北米、中国、日本でハイブリッド車(HV)の販売が2割以上伸びた。世界販売は前年同月比7.9%増の96万8442台。このうち海外が同6.7%増の81万4105台、国内が同14.9%増の15万4337台だった。海外は北米が同6.8%増の26万8239台で、「カローラ」や「RAV4」、「カムリ」などのHVが好調だった。価格競争が続く中国は同17.3%増の15万5064台だった。「フロントランナー」「RAV4」「カローラクロス」などが好調だった。日本は昨年の認証問題からの回復のほか、新車投入効果もあった。3月の世界生産は前年同月比9.1%増の88万0476台だった。北米は12.4%増、中国は18.7%増、日本は6.9%増といずれも前年を上回った。<24年度世界販売0.3%減、計画上回る>併せて発表した2024年度の世界販売(高級車ブランド「レクサス」含むトヨタ単体)は前年度比0.3%減の1027万3719台、世界販売は直近の計画1010万台を上回り、年度として2年連続で1000万台を超えた。世界生産は同2.9%減の967万9470台だった。年度前半は日本での認証問題や「プリウス」のリコール(回収・無償修理)による生産停止等の影響があったものの、年度後半で回復してきたほか、北米での需要が堅調なことなどが寄与した。24年度の電動車の世界販売は同23.2%増の474万7889台で、過去最高だった。電動車比率は46.2%となり、トヨタの新車販売の半分近くを占めた。このうちHVは同21.4%増の431万7406台、電気自動車(EV)は23.9%増の14万4513台だった。HVの販売は、主要地域でいずれも過去最高を更新した。北米が42.1%、欧州が5.6%、中国が29.6%、日本が6.4%それぞれ増加した。<グループ世界販売は計画上回る、世界生産は前年割れ>日野自動車とダイハツ工業を含めたグループの世界販売は、24年度が前年度比0.7%減の1101万0833台だった。グループ総販売計画の1085万台を上回った。3月は同10.9%増の104万3423台だった。24年度のグループの世界生産は、同2.7%減の1090万2058台で4年ぶりに前年を割り込んだ。3月は10.3%増の97万7241台だった。
トヨタ自動車が30日発表した2024年度上半期(4〜9月)の世界生産台数(レクサス含む)は、前年同期比7%減の470万5037台だった。認証不正による国内工場の生産停止や、電気自動車(EV)シフトが進む中国での販売不振の影響が出た。前年実績を下回るのは4年ぶり。
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