GW開始 海外旅行の出国がピーク
海外旅行予約者数全体では前年同期比で123.2%と、昨年に引き続き増加しているものの、コロナ前の2018年比では53.3%となっております。昨年の夏休み、年末年始と、繁忙期における予約者数は着実に増加しているものの、コロナ前と比較すると大きな回復は見られず、海外旅行市場の活性化には至っておりません。 1位~5位までは前年と同じ順位の旅行先が並びました。旅行先それぞれの根強い人気が伺えます。7位には今年7月~8月にかけて、4年に1度のスポーツの競技大会が開催されるパリがランクインしています。大会が繁忙期である夏休みと重なることもあり、既にこの時期の宿泊費用は高騰、且つ取りづらくなっていることから、夏に計画していた旅行をGWに変更された傾向も見受けられます。 地域別でみれば、全地域で予約者数は前年より増加しており、中でも、中近東・アフリカ地域が前年同期比で132.0%、オセアニア地域が130.6%、アジア地域が127.8%、ヨーロッパ地域が119.8%と、二桁の増加をしております。アジア地域の内訳としては、東アジア地域が135.3%、南アジア地域が114.1%となっており、韓国、台湾のボリュームゾーンが拡大するとともに、フランスやイタリアのような、価格帯が高めな長距離路線も増加していることが判りました。 伸び率が急上昇した旅行先としては、GWに日本発着クルーズの寄港地となっているチェジュが大幅に増加し、前年同期比で1,502.1%となっております。続いて、コロナ禍で回復が遅れていた香港が452.8%、上海が414.3%と、上位にランクインしております。いずれも、ディズニーリゾートがある都市で、ツアーで申し込みの方の多くがディズニーランドのパークチケット付きプランとなっております。上位ランキング外ではありますが、日本人野球選手が所属するチームの本拠地があるロサンゼルスも159.7%と増加しており、注目度の高さが伺えます。 海外旅行の平均旅行日数は6.0日間で前年(7.0日間)より1日短くなっております。出国ピークはGW後半、4連休の初日となる5月3日、帰国ピークはGW最終日の5月6日となっております。海外旅行の平均単価は前年同期比98.5%の204,900円で、ほぼ同水準となっております。
サマリー1。予約者数における前年同期比は76.4%と弱含み。今年のGW予約のタイミングは動きが遅い傾向。2。平均単価は前年同期比109.4%の102,900円。3。出発ピークは5月3日。Uターンラッシュは5月6日。
26日からゴールデンウイーク(GW)に入り、最初の土日を迎えた。全国の行楽地がにぎわい、大阪・関西万博などのイベントには多くの来場者が見込まれる。航空各社の国際線では、海外旅行客らの出国がピークに。今年は長い休みを取りづらい曜日の並びとなっており、交通機関の利用は分散傾向で、下りの混雑ピークはGW後半の5月3日ごろの見通しだ。
ゴールデンウィークの海外旅行は、ピーク時のキャンセル料が適用になるため、通常のキャンセル料金が適用にならない場合があります。詳しくはキャンセル規定をご確認ください。また、ゴールデンウィーク期間の旅行は大変人気のため、一度キャンセルすると予約の取り直しができない可能性が高いのでご注意ください。
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