万博来場の7割強が50歳以上 推計
万博協会によると、一般来場者は13日から25日までの13日間で100万人を突破し、計約101万8000人(速報値)になった。日別では開幕日の12万4339人が最多で、半年間で想定する2820万人を達成するための1日平均15万人には一度も届いていない。
人工島・夢洲(大阪市此花区)で開催されている大阪・関西万博の来場者を年代別にみると、7割強が50歳以上と推計されることが、スマートフォンの位置情報を分析する会社「クロスロケーションズ」(東京)の調査でわかった。来場者を増やすには、子育て世代の呼び込みがカギを握りそうだ。 【写真】履いてみたい…万博に出展される「宙に浮く靴」
MBSによると、従来のネットワーク技術を用いた音響伝送では、データ処理や伝送に数十から数百ミリ秒(千分の1秒)の遅延が生じるため、演奏のズレを引き起こす原因となってしまう。そこで、今回は万博会場に張り巡らされたIOWNのネットワークに音響・映像装置を接続。NTT西日本のIOWN推進室担当部長小山晃広さんは「音の遅延はマイクロ秒(百万分の1秒)単位に抑えられ、参加者は(知覚的には)全く遅延がなく音が聞こえたはず」と語る。
そこで、本番では音量不足を補うスピーカーを増設。万博協会の協力を得て、会場のインフォメーション用スピーカー全てから第九を拡声できるようにした。遅れて届く生声をかき消す十分な音量を確保することで、合唱団が自分のパートに集中できる環境を整えた。視覚面では護岸に50インチのモニターを10台追加。それでも指揮が見えにくい合唱団員には、オーケストラの音を頼りに歌うよう依頼した。
開幕の13日から24日までで、会場内に滞在した人(スタッフを含む)のデータから性別・年代別の割合を推計した。70代以上は35%、60代は22%、50代は19%と高い割合を占める一方、20代は5%、30代は6%にとどまった。男女別では男性が45%、女性が55%だった。
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