コメ農家の本音 もうからない
来月下旬から始まる普通作でのコメ作りは今の状況では見通せないという。
新米への期待が高まるなか、コメ作りの現場を訪ねた。
備蓄米が入荷したのは、西日本でスーパーなどの家庭用や業務用のコメを卸している広島の卸売業者。新潟産の備蓄米40トンを仕入れた。
16週連続で上がり続けている米の価格。 “米不足”が叫ばれ米の価格高騰が続いていますが、農家からは「もうからない」との悲鳴が。
埼玉県川口市の会場では、コメ2キロを含む食料品およそ300食分が無料で配られ、開始30分前から多くの相談者が並んだ。
広島県産のコメ8割に2割の備蓄米を混ぜて業務用のコメとして出荷している。
コメの「異常高値」を是正するために政府が決めた備蓄米の放出。しかし、そもそも従来のコメの価格では肥料等の経費の値上がりとも釣り合わず、小規模生産者にとってはコメ作りは続けるほどに赤字が増える底なし沼だ。政府の無策のツケを一身に背負わされたコメ農家の悲痛な叫びは止まらない。今回は会社勤めの給与を注ぎ込んでようやく成立していた兼業コメ農家のひとり、茨城県筑西市のコメ農家・岩見正道さん(75)が自身の経験を詳細に語ってくれた。
コメの価格高騰が消費者に与える影響について、どう思いますか?
28日に発表されたスーパーのコメの平均価格は5キロ税込み4220円。16週連続の値上がりで、最高値をさらに更新した。
28日にスーパーのコメの平均価格が発表され、16週連続で最高値を更新した。コメの価格が安定するために新米に期待がかかるなかで、田植えが始まったコメ作りの現場で異変が起きている。
兵庫県丹波市のコメ農家ではある”サービス”が思わぬ影響をうけました。
30年この地でコメを作っている永田不二男さん(64)。本来は今の時期、早期米のコシヒカリを植えているはずだが、一部の田んぼには全く水がない。
課題のある中、安定した売場確保のためには、品質の高位平準化やブランド力の強化が必要であるが、園芸振興基本戦略にある支援体制や作業効率の高い設備、機械の導入に補助金を活用すれば早い段階で「もうかる農業」を目指せるだろう。
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