ギャル女将 老舗を継いだ訳
JR桶川駅前の商店街に店を構える和菓子店「五穀祭菓をかの(岡埜本店)」は創業1887年、今年で138年を迎える老舗です。
初めは、人もお金も足りない中で売り上げをつくるために、メディアに取り上げてもらうべくSNSをフル活用しました。どのSNSに、どんな投稿を、いつ発信するかを綿密に計画しました。ある程度の拡散に成功してフォロワーも増えたタイミングで、メディアプラットフォーム「note」に「埼玉のギャルが大赤字の老舗和菓子屋に入社した話」を投稿しました。これがメディアの目に留まり、少しずつ取材が入り始めました。
ギャル系のファッションブランドでアパレル店員として働いていた榊萌美さんは、20歳のときに家業の老舗和菓子店「五穀祭菓をかの」に入社しました。
大学に入って想定外だったのは、同級生にギャルがひとりも見当たらなかったこと。周囲と話が合わず、明らかに浮いてしまった。そのうえ、授業についていけず、大学2年生になって小学校でインターンを始めた時、心が折れた。
同時に、いまの榊さんにも通じる「ギャルカルチャー」との出合いも経験した。
138年続く埼玉県・桶川の老舗和菓子店「五穀祭菓をかの」。副社長であり6代目女将の榊萌美さんは、大学を中退して家業を継ぐと決意し、経営不振にあった同社を様々なアイデアや工夫で立て直した。原動力になったのは「人のため、地域のために役に立ちたい」という思いだった。
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ギャルというのはギャップがあって良いですね。 うちも専業主婦が和菓子屋を買い取り、メディアの力を借りることなく1年でリピート顧客率60%、売上200%を記録していますがどこにも取り上げられていません。密かにしっかりと自力で伸ばしています。
地元の老舗料亭「御殿當田屋」には、駅前のメイン通りを歩いて、8分ほどで到着。ちょうどそのころ、若女将の栗田もも乃さん(24)は、グレー地に黄や白の花びら柄がちりばめられた着物に、白地の帯を合わせ、姿見で全身をチェックしていた。
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