退職代行 なぜGW明けに依頼増

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退職代行 なぜGW明けに依頼増
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 退職代行 なぜGW明けに依頼増

「退職代行を使う可能性がある」と考えている新卒社員は25%!?

企業側は退職代行を「迷惑なサービス」と捉えるのではなく、組織の健全性を測る一つのバロメーターとして受け止め、予防策を講じるべきだろう。

退職の意思を代理で伝えるサービス「退職代行」の依頼者数が、年々増えている。特に長期休暇明けは増加し、「GW明け」は1年で一番多いという。一体なぜなのか。 【写真で見る】「退職代行モームリ」社内の様子 ■退職代行をした“新卒者” 「そういうことをする会社なんだ」きっかけは不信感 なぜ自分で退職の意思を伝えずに、退職代行に依頼するのか。退職代行を使った経験があるという上原さん(22)に話を聞いた。 上原さんは、2025年4月に印刷業の会社に入社。しかし10日後、雇用契約書へサインする際に、募集要項には記載があったはずの「退職金」が無いことに気づいたそう。 退職代行を使って退職した上原さん(22) 「そういうことをする会社なんだなと、少し不信感を持ちました」 その後、先輩社員に話を聞くと、残業時間も事前に聞いていた内容より5〜6倍多いことが判明。会社への不信感が募り、今後を考え、別の道へ進むことにしたという。 退職代行を使って退職した上原さん(22) 「新卒で入って20日くらいで『辞める』と伝えた上、その後もいないといけない。それは少し気まずい…」 そこで、退職代行を利用し、退職の意思を示したという。 上原さんは「結果的に速やかに辞められて、会社への気まずさも感じないので、気持ち的に楽になった」と話す。 ■「給料が求人票と違う」代行会社の代表も納得“新卒者の退職理由” 退職代行モームリ 代表取締役 谷本慎二さん 「(実際の依頼の中には)給料が求人票と違う金額を提示されたというのがあります」 そう話すのは、「退職代行モームリ」の代表取締役・谷本慎二さん。 「退職代行モームリ」へ依頼にくる、新卒者が退職をする理由では、ハラスメント系を含めた「人間関係」が2位。それを上回るのは「入社前後でのギャップ」。勤務実態や職場環境が、入社前のイメージや契約内容と異なるというもの。 前述した退職代行の利用経験者・上原さんも「入社前後のギャップ」をきっかけに、会社への不信感を抱いていた。 退職代行モームリ 代表取締役 谷本慎二さん 「(実際にあった退職理由に)雇用形態が違うというのがありました。正社員として入社したら、半年間の契約社員だった、別の違う会社に派遣された、などです。 このような契約の相違をされていたら、嘘をつかれたのと同じことですので『それは確かに退職するだろうな』と思いますね」

実際に、退職代行サービスの利用の流れを見てみます。まず、退職希望者は代行業者に悩み相談などもしつつ、退職代行の依頼を行います。それを受けた代行業者は企業に向けて依頼主の退職の意思を伝達した上で、退職するための方法を確認します。その際に必要な書類などは本人に送るよう伝えます。企業はこれを受けて退職届などの決められた書類があれば本人に送付し、それを送り返すことで退職が完了するという流れです。最後の書類の提出などは郵送など一方的なやりとりで済むので、実質的には会社と直接やりとりせずに退職ができるというサービスになっています。料金は、今回取材した代行業者『モームリ』では正社員や契約社員で2万2000円、パートやアルバイトで1万2000円となっています。

退職代行とは、利用者に代わって会社へ退職の意思を伝え、必要書類の手配などを行うサービスのこと。特長は、利用者が直接上司や会社にコンタクトをとらなくても手続きを進められる点だ。

退職代行を利用すると、その会社への再就職は難しくなる可能性が高い。将来的に戻る可能性がある場合は、自分で退職の意思を伝えることを検討した方がいいだろう。

売り手市場で働き手一人一人が自分らしく働ける環境を求める中、退職代行サービスが働き方改革の一端を担う存在になればと代表は話します。

退職代行を使う前に、自分でも退職の意思を伝えられないか検討してみよう。上司との関係が良好なら、直接伝えた方がスムーズに進むこともある。

「退職代行を使う可能性がある」と考えている新卒社員は25%!?

利用者はなぜ退職代行に依頼したのでしょうか。モームリを利用した人の声の中には「辞めたいが、言ったら上司に怒られるし、言う勇気がないから」「総務や人事の連絡先・連絡方法のアナウンスがなく、どのように退職手続きをすればいいか分からない」などの声がある一方で「たくさんお世話になり、良くしてくれたが、キャリアチェンジに挑戦したくなり、合わせる顔がなかった」という、会社に感謝するからこそ言いづらいという声もありました。人それぞれに利用する理由があるようで、退職代行の需要は今後も続きそうです。

退職代行への依頼者数は基本的に、長期休暇明けに増えるとのこと。中でも、GW明けは一番多くなる傾向にあると、谷本さんは話す。その背景にあるのは「新卒者」の存在。通常の依頼者だけでなく、4月からは新卒者がプラスされることで、依頼者数が増加するという。

今回は退職代行を利用する人、そして利用される職場の課題について考察する。退職代行サービスの利用を検討している人や、人材管理に悩んでいる企業担当者は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

また、全体の退職代行利用者の多い職種は、1位が「サービス業」、2位が「製造業、3位が「医療関連」だった。そのため、新卒社員の就業先は「製造業」よりも、「営業職」のほうが人気があるとも言えると同社は述べる。

「退職代行モームリ」に名前で負けた?草分け企業が新案募集 社長の小言きっかけ「丸々コピーしただけの後発組が」

私の知人の会社でも、年明けにいきなり2人、退職を申し出されたと言って嘆いていた(退職代行サービスを利用されたわけではない)。

GW明けに退職代行依頼が急増する現象は、単なる偶然ではなく、現代の労働環境が抱える構造的な問題を反映している。

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