【テクニカル】日足テクニカル・ユーロドル=21日線付近の動向を注視

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【テクニカル】日足テクニカル・ユーロドル=21日線付近の動向を注視

下影陽線引け。1.13ドル前半で上昇中の21日移動平均線を割り込む場面もあった。しかし下値を1.1280ドルまでにとどめ、1.1381ドルまで上昇する動きに転じた。引き続き、本日1.1337ドル前後で推移する21日線付近の底堅さを維持できるか注視。低下傾向の一目均衡表・転換線1.1346ドル前後で重さを示す可能性もあり、昨日のレンジをどちらへブレイクするか見定めたい。

レジスタンス1  1.1399(4/30高値)

前日終値     1.1370

サポート1    1.1280(5/6安値)

(関口)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日足テクニカル・ユーロドル=21日線付近の動向を注視

主だった日足テクニカル指標が100円を挟んだレンジに集まっている

陽線引け。主だった日足テクニカル指標が100円を挟んだレンジに集まっている。方向性の出にくい状態を示している。そうしたなかでも99.76円で横ばいが続く一目均衡表・雲の上限はサポートになりそう。同水準を支えに、戻りを試す足場を固める状態とみる。

モメンタム指標では、RSIやMACDともに適度な強気を示しており、行き過ぎ感はないという状況です。14日RSIは50台半ばで推移しており、強気寄りではあるものの買われすぎには至っていません(EUR/JPY価格変動分析レポート (2025年3月10日〜14日 | FX為替取引研究所(EUR/JPY)))。先週163円をうかがう上昇局面でも、RSIはまだ57前後であり、70を超える“買われすぎ水準”には到達していません(EUR/JPY価格変動分析レポート (2025年3月10日〜14日 | FX為替取引研究所(EUR/JPY)))。これは上昇余地がまだ残っている可能性を示唆し、一時的な反落があっても大きなトレンド転換よりは“健康的な調整”と捉えられやすいと言えます。RSIが引き続き50以上を保てば、短期的な強気モメンタムが維持されるでしょう。一方、MACD(移動平均収束拡散)も日足ベースでシグナルラインを上抜け、ゼロライン(プラス圏)へ移行しており、直近の価格上昇によって強気サインが点灯している状況です(EUR/JPY価格変動分析レポート (2025年3月10日〜14日 | FX為替取引研究所(EUR/JPY)))。今月前半はゼロライン付近で横ばいだったMACDが、3月中旬の上昇でプラス領域へ転じ、ヒストグラムもグリーン(正)に変わりました。これは上昇モメンタムが加速している合図です。MACDが引き続き正のエリアを維持し、RSIが50を割り込まなければ、テクニカル的には上向きが優勢と考えられます。ただし、もし上昇が失速すれば、RSIが50付近まで低下したりMACDが再び下向きクロスする動きが、先行的なモメンタム弱化のシグナルとなるでしょう。

テクニカル面では、EUR/JPYは短期的に見ると強気転換の様相を示していますが、長期的な下降トレンドのレジスタンスに差し掛かっています。最近、約162.35円で2か月ぶりの高値をつけ、昨年10月から続く下降トレンドラインと200日単純移動平均線(SMA)が集中する162.6〜162.9円付近に到達しました( EUR/USD, EUR/GBP give back some recent gains while EUR/JPY bounces back | Levels to Watch | IG International). ここで一度頭打ちになったものの、3月17日に163円を上回る動きが見られたことで、買い手側はこの重要な上値抵抗を突破しようとしている可能性があります。もし価格が200日SMAをしっかり上回って推移すれば、長期トレンドの強気転換を示唆します。下支えとしては、50日/55日移動平均線(MA)が約160円付近に位置しており、最近もサポートとして機能してきました( EUR/USD, EUR/GBP give back some recent gains while EUR/JPY bounces back | Levels to Watch | IG International)。先週の下押し局面でも、55日EMA(約160.17円)で下げ止まり、再度反発しています( EUR/USD, EUR/GBP give back some recent gains while EUR/JPY bounces back | Levels to Watch | IG International)。今後も160円(50〜55日線)が最初の重要サポートとして機能するとみられ、一方で164〜165円付近(200日線や直近高値水準)が主要なレジスタンスになるでしょう。もし165円を明確に突破すれば更なる上昇余地が開ける一方で、160円を割り込む動きがあれば下落リスクが高まります。

直近の値動きからは、注目すべきサポート・レジスタンス水準も明確になっています。下値では158〜159円付近が直近安値からのサポートゾーンとして意識され、さらに重要なラインとしては156円前後(3月初旬の安値、かつ1年安値付近)が挙げられます(EUR/JPY - Weekly - Technical analysis published on 03/13/2025 (GMT))。3月中旬の週刊レポートでは156.03円が重要なサポートpivotとされ、特段のリスクオフ要因が生じない限り、当面155円台半ばへの再突入は想定していません。上値については164円を超えると、166〜167円付近が次のターゲットとなり、その先には2021〜2022年後半の高値圏が見えてきますが、これは今回の予測範囲を超えます。また、直近の大幅下落(169円→155円)のフィボナッチ・リトレースメントでは、50%戻しが約162円、61.8%戻しが約164.5円と計算され、ちょうどレジスタンス帯と重なる形です。総合的に見ると、3月18日〜21日のテクニカル指標は「慎重な強気」を示しており、主要移動平均線を上回る動きで上昇トレンド入りを試みつつも、上には強いレジスタンス帯が控えています。EUR/JPYが162円以上を維持できるか、さらにブレイクを拡大できるか、あるいは失速して再びレンジ内に戻るかが注目ポイントです。

テクニカルの面では、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準が1.0521レベルにあたる。ゆえに、1.0520レベルを重要サポートポイントと想定し、ユーロドルがこの水準を下方ブレイクする場合は、1.0500をトライするシグナルと想定しておきたい(下の1時間足チャートを参照)。

今日現在、21日線が1.0904レベルまで低下している。また、短期レジスタンスラインも1.09レベルとクロスしている。テクニカルの面でも1.09レベルは上値の水準として意識されやすい状況にある。

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