大口投資家の動向は?「ドル円、一時持ち直す上値が重い 円ネットロングは4週連続で過去最大を更新」【最新IMMポジション】2025/5/7

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大口投資家の動向は?「ドル円、一時持ち直す上値が重い 円ネットロングは4週連続で過去最大を更新」【最新IMMポジション】2025/5/7

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットロング増加

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング増加

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットロング増加】
4月29日時点で円のポジションは、ドルに対して約17.9万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングがわずかに積み増され、ショートが取り崩されたことから、ネットロングは前週から約0.1万枚増加し、4週連続で過去最大を更新した。
期間中のドル/円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性をめぐる懸念が後退したことや、日米財務相協議で「為替水準や目標に関する言及は全くなかった」ことから、過度の円高懸念が後退し、一時144.03円前後まで上昇した。
一方で、米国の関税政策が米景気を後退させるとの懸念は根強いことから、投機筋の円先高観に変化はなかったようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング増加】

4月29日時点でユーロのポジションは、ドルに対して約7.6万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングはわずかに増加した程度だったが、ショートが大きく取り崩されたことから、ネットロングは前週から約1.1万枚増加した。
期間中のユーロ/ドル相場は、FRB議長人事をめぐる不透明感が後退したことで1.03ドル台まで下落したが、その後は買い戻されて1.04ドルを挟んだ動きとなった。
ユーロを積極的に買い進める材料はないものの、米国の景気減速懸念が根強いため、投機筋のユーロ先高観は維持されたようだ。

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IMMポジション

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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大口投資家の動向は ドル円 一時持ち直す上値が重い

先週の予測では、アメリカの経済指標の好調さが続いており、景気回復期待から金利が上昇し、ドル買い・円売りの流れとなりやすいとしました。引け値で104.2円を上回ってくれば一段の円安も期待できますが、この水準はドルの利益確定売りも出やすく、103~104.5円のレンジを想定しました。

10/6-10/12の香港市場は反落しました。米FRB当局者のタカ派発言を受け、米10年債利回りとドル指数が再び上昇し、投資家はリスク回避姿勢を強めました。共産党大会を前に、中国での新型コロナの感染拡大やロックダウンに対する懸念も、ポジショ...

10月の東京株式市場では、日経平均が売り先行となり、10/4(水)には一時5月以来の安値水準を付けました。10月第1週まで「週足」としては3週続落です。日経平均株価が続落となったもっとも大きな理由は、米10年国債利回りの上昇とみられます。 ...

先週は9月消費者物価指数が市場予想を上回ったことから一時大きく売り込まれましたが、既にこれを警戒して売られていたことや株価バリュエーションが低下していたことから、押し目買いの動きも出たとみられます。今週の株価材料として、7-9月期決算、中国...

先週の予測では、9月1日(月)がレイバーデーで3連休となるため夏季休暇中ということもあって閑散相場となり、17,000ドルを回復した後は地政学的リスクへの懸念が残っているため、高値圏でのもみあいになるとしました。

東京株式市場は上値の重い展開になっています。日経平均株価は4/19(金)の取引時間中に付けた36,773円を安値に5/7(火)には一時38,863円まで戻しましたが、5/8(水)・5/9(木)と続落しました。テクニカル的には25日移動平均線...

2023/9/25(月)から取引状況や建玉残高に応じて、「手数料無料」「金利・貸株料優遇」となる大口優遇プログラムを開始しました。

日経平均は、15日(火)に一時、4万円台の大台を約3カ月ぶりに回復。しかし、その後は、蘭半導体製造装置大手ASMLの受注が想定以上に弱含んだこと等により、半導体関連株が大幅下落。心理的節目である39,000円を下回るなど軟調な展開です。また...

先週は金融不安の再燃で一時大きく下げる場面がありましたが、1-3月期GDPの個人消費が堅調であったことに加え、マイクロソフト、メタプラットフォームズの好決算がテクノロジー株への買いを誘い、週末にかけて相場は回復しました。今週の株価材料として...

4月の日経平均は前月比▲4.9%と4ヵ月ぶりに下落。NYダウは同▲5.0%と6ヵ月ぶりに下落しました。 新年度初日の東京株式市場は、主に機関投資家からとみられる利益確定売りが膨らんで日経平均は大幅に下落。その後は、円相場が1ドル=15...

結果的に、週初めはロシアとウクライナの首脳会議で紛争の早期終結期待が高まり、リスク回避の円買いが後退してドルが買われ1ドル=104.49円をつけました。しかし、その後28日(木)にロシア部隊がウクライナへ侵入したことを受けて地政学的リスクが高まって103.56円まで円が買われました。週末の29日(金)はアメリカの好調な経済指標を受けてドルが買われ104.10円で引けました。

4月相場が終わりました。日経平均株価は4/7(月)に過去3番目に大きな下落幅(前営業日比)となる2,644円安となり、一時30,792円の安値を付けましたが、以降は反発に転じました。4月末終値は36,045円となり、前月末比1.2%上昇と、...

今回は「預り金不足」について解説します。「預り金不足」は、文字通り、証券口座で預かっている資金(米株信用の場合、米ドル)が不足していて、決済損などの支払いができていない状態です。追証(おいしょう)は、信用建玉を維持するために必要な担保が不足している状態のため、「追証」と「預り金不足」は、異なります。

教えて!マリトさん!なぜ米ドルに投資する?

東京株式市場は軟調な展開です。23日(水)-24(木)の日経平均は、一時、心理的節目の38,000円を下回る場面がありました。日本の衆議院選挙や、米国の大統領選挙、中東情勢の悪化懸念など地政学リスクが意識され、投資家がリスクを取りづらい状況...

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