【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-目先の正念場か

日経平均株価は反落。75日移動平均線(37130円 5/7)を前に伸び悩む展開となり、4日ぶりの陰線を形成して終えた。
RSI(9日)は前日の83.6%→95.9%(5/7)に上昇。5日移動平均線(36389円 同)上で推移しており、短期的な相場の見方に変化はない。4/7安値(30792円)を起点とした目先波動は上昇継続の判断となる。
3/31の下落で形成したマド埋め(36864円)を達成し、次は75日移動平均線や100日移動平均線(37688円 同)、200日移動平均線(37983円 同)がターゲットになる。
一方、4/7安値から20日が経過した。昨年8月安値から20日経過した後に反落調整に入っており、日柄面では変化日に近いと判断できる。一目均衡表の遅行スパンも当時の株価に接するタイミングであり、基調変化には留意したい。あすも基準線(34076円 同)の下向きが続くことで、揺り戻しの調整入りのシナリオも想定できる。
上値メドは、75日移動平均線、100日移動平均線、200日移動平均線、心理的節目の38500円などがある。下値メドは、5日移動平均線、心理的節目の36000円、10日移動平均線(35606円 同)、心理的節目の35000円、25日移動平均線(34675円 同)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-目先の正念場か
テクニカル 日経平均株価テクニカル分析目先の正念場か
日経平均の月足チャートと移動平均線の動きを見ると(図表7)、株価は3月に24ヶ月移動平均線を下回った後、4月にはトランプ関税を受けて急落した。本稿執筆時点(4月15日)での4月の日経平均の安値は30792.74円だが、60ヶ月移動平均線(30422.50円)に非常に近い水準となる。この水準を切り下がると再び急激に下げ足を強めるリスクはあるが、当面はこの水準が下値支持線と見なすことができる。逆に、月足終値(月末値)で同移動平均線を切り下がって終わるようであれば、場合によっては長期的な下降トレンド入りを意識する必要が出てこよう。
一方、月足チャートにトレンドラインを引いたものが(図表8)だ。2013年以降、日経平均株価は緩やかな上昇チャネル①内(図中水色の線:二本は並行)で推移していたが、2020年のコロナ禍で一時これを切り下がった。しかしその後上昇に転じると、その後は2013年来のチャネル①よりも角度が急な上昇チャネル②(図中青色の線:二本は並行)内での推移となった。チャネル②は今局面で一時切り下がったものの、足元では再びチャネル内に収まっている。当面は、チャネル②の下限線が月足終値ベースでの支持線として生きていると見込まれるものの、これを切り下がった場合にはチャネル①の下限線(足元で30,000円弱)となる。
日経平均を取り巻く外部環境を眺めると、米10年債利回りは3月22日につけた戻り高値(3.64%)を切り下げる上値抵抗ラインまで上昇しました。一目均衡表でみると、遅行スパン(現在の価格を26日前にずらしたラインチャート)が当時の価格に下から接するタイミングに入ってきました。
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