前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
FX投資家フローと市況
前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)
12日、米中が90日間の大幅な関税引き下げで合意したことを受けて、市場センチメントが改善し、リスクオンの円売りと米長期金利の上昇を背景にドル買いが進行した。NYダウが1100ドルを超える上昇となる中、ドル円はNY時間終盤に148.652円まで上昇した。
本日アジア時間は、米国株の大幅高と円安進行を好感して、日経平均は堅調に推移したものの、昨日の大幅上昇の反動が出たほか、加藤財務相が来週(20~23日)に開催されるG7財務相・中央銀行総裁会議に併せて、米財務長官と為替協議を実施する意向を示したこともあり、ドル円は147.649円まで下落した。その後は147円後半で推移している。
また、内田日銀副総裁は、参院財政金融委員会に出席し「経済・物価見通しが実現していけば、それに応じて政策金利を引き上げる」「各国の通商政策が為替へ与える影響は、かなり不確実性が高い」などと述べたが、市場への影響は限定された。
取引金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。
市場シェア上位
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。
ポジション金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。(青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。)
ポジション増減
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。
外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。
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FX個人投資家動向 米中双方が予想以上の関税引き下げでポジティブサプライズ 円売り
米中貿易戦争2.0は硬直化し、泥沼に陥る可能性は十分にあります。
2024年7月の為替市場は、政府・日銀による5兆5348億円のJPY(円)買い介入やさえない米インフレ指標、トランプ前米大統領のUSD(米ドル)高牽制発言を受けて、JPY(円)安トレンドが急速に巻き戻された。当初、ポジション調整を余儀なくされたFX投資家は多かったと思われるものの、中長期でのJPY(円)安の構図は変化がないとの思いから、相場状況を確認しながらJPY(円)売り直す動きが優勢となった模様で、個人投資家のJPY(円)安志向はなお継続していることが分かる。
1通貨単位で注文が可能となっており、数百円程度からFXで積立を始めることができるため、初心者の方でも手軽に始めやすい、中長期的な資産運用を提案するサービスとなります。
新規にFX口座を開設した投資家は、30代と40代が27.4%で並んだほか、30代が18.4%、50代が15.5%と続いた。30代と40代で半数を占める状況が続いている。
FX取引における実現損益でプラスは41.8%、マイナスは58.1%となった。プラスは前月比19.2%ポイント低下し、多くの投資家にとって厳しい結果になった。さえない米6月消費者物価、直後の政府・日銀のJPY(円)買い介入、トランプ前米大統領のドル高牽制発言など複数要因が重なり、JPY(円)安の巻き戻しが短時間で進んだ。それまでJPY(円)ショートを構築していた個人投資家の多くが一度、損切りを余儀なくされた。ただ、7月末のUSD/JPY(米ドル/円)の未決済ポジション比率がUSD(米ドル)買い・JPY(円)売りに大きく傾いていた点を鑑みると、当初、損失を余儀なくされた投資家も、相場を確認しながら改めてJPY(円)ショートを構築し直したと考えられる。
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FX口座数が58万件を超える株式会社外為どっとコム協力の下、2024年7月のFX投資家動向を調査した。
金融先物取引業協会が8月15日に公表した資料によると、2024年7月の店頭FXにおける取引金額は1455兆円と、6月の1120兆円から約30%増加した。1455兆円は過去最高額となる。USD/JPY(米ドル/円)が約34%増加したことが、全体を押し上げた。
取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均114カ月(9年6カ月)と、前月から拡大した。緩やかながら拡大傾向が続いている。
あれから1カ月以上が経過し、トランプ関税に世界中が翻弄(ほんろう)され、米中貿易戦争2.0が再燃どころか、再激化しているというのが現状です。
FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は4.9万通貨(49Lot)へ小幅に縮小した。
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その意味で、ただでさえ低迷し、特に中国経済のけん引役である輸出が、第2四半期以降、トランプ関税と米中貿易戦争の激化でどの程度の打撃を受けるのか。それらが、中国経済にとってどれほどの下振れ圧力になるのかに注目していくべきだと思います。
ただ、その後は米中の協議の行方を見極めたいという雰囲気が高まったことで上げ幅が縮小し、終値は、前日と比べて419ドル59セント高い3万9606ドル57セントでした。
また、月末時点の未決済ポジション合計は8.6兆円と前月からほぼ横ばいだった。なお、USD/JPY(米ドル/円)の未決済ポジションは6月に3688億円の売り越しだったが、7月は1兆1977億円の買い越しに転じた。急速にJPY(円)売りの流れが巻き戻された局面を、FX個人投資家は好機と捉えてJPY(円)を売り直したようだ。
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