専務の辞任巡り 関テレが声明発表

関西テレビ放送の専務取締役だった喜多隆氏が5月7日付で辞任した問題を巡り、同局が喜多氏に関する内部調査チームを発足させていたことが、「 週刊文春 」の取材でわかった。

同局では、元フジテレビ専務で、社長だった大多亮氏が4月4日、中居正広氏をめぐるフジテレビの一連の問題の責任をとる形で社長を辞任している。

関西テレビ放送（大阪市）の大多亮社長は4日、同社本社で報道陣の取材に応じ、同日付で辞任したと明らかにした。6月の株主総会まで福井澄郎会長が社長を兼務する。大多氏は元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルが起きた2023年当時、フジテレビジョンの専務を務めており、トラブルへの対応に当たっていた。

大多氏はフジテレビの専務を経て24年6月に関テレ社長に就任。「東京ラブストーリー」など人気ドラマのプロデューサーとして知られる。

関西テレビ放送(カンテレ)は14日、公式サイトを更新。「一部週刊誌の報道について」と題し、7日付で辞任した元専務取締役について声明を発表した。