
移動平均かい離 & SD(ドル円)
5/17 3:41時点 145.91 円
2σ 2.150
1σ 1.068
5日線かい離 -0.940 (5日移動平均線 146.85 円)
-1σ -1.096
-2σ -2.178
2σ 5.094
1σ 2.489
20日線かい離 1.640 (20日移動平均線 144.27 円)
-1σ -2.719
-2σ -5.323
移動平均かい離 & SD(ユーロドル)
5/17 3:41時点 1.1146ドル
2σ 0.0127
1σ 0.0064
5日線かい離 -0.0010 (5日移動平均線 1.1156 ドル)
-1σ -0.0062
-2σ -0.0125
2σ 0.0312
1σ 0.0163
20日線かい離 -0.0153 (20日移動平均線 1.1299 ドル)
-1σ -0.0135
-2σ -0.0284
移動平均かい離 & SD(ユーロ円)
5/17 3:41時点 162.63 円
2σ 1.984
1σ 0.994
5日線かい離 -1.200 (5日移動平均線 163.83 円)
-1σ -0.985
-2σ -1.975
2σ 4.208
1σ 2.144
20日線かい離 -0.370 (20日移動平均線 163.00 円)
-1σ -1.984
-2σ -4.048
※移動平均かい離 & SDは
移動平均とプライスの差が標準偏差(Standard Deviation)に対して行き過ぎかどうかを判断する測定ツールです。
移動平均かい離&SDでは、移動平均線とプライスの差を利用して正規分布に適応できるかたちにしてあります。
ただ、この測定ツールは移動平均線とプライスの差が行き過ぎかどうかを判断するものですので、ある時点でのプライスそのものがオーバーシュートしているかどうかは判断できません。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 乖離1ユーロドル 20日線かい離
ボリンジャーバンド(20日標準偏差±2σ)も確認すると、バンド幅自体は2月下旬以降のボラティリティ上昇に伴い拡大傾向にあります。3月12日時点の価格はバンド上限付近に位置しており、短期的な行き過ぎを示唆しています。実際、直近のユーロ円はボリンジャーバンドの+2σ近辺まで急伸する局面がみられ、RSIと併せ短期的な過熱感をテクニカル指標が示しています(〖テクニカル〗ユーロテクニカル一覧=引き続きRSI・ボリンジャーバンドともに買われすぎ示唆 - 外為どっとコム マネ育チャンネル)。これは上値余地がやや限られる可能性を示す一方で、強いトレンド下ではバンドウォーク(バンド上限に沿った推移)が続くこともあるため、慎重な判断が求められます。
サポートとレジスタンスの水準としては、まず上値抵抗として162~164円台が意識されます。3月12日に付けた年初来高値162.36円付近は直近のレジスタンスであり、この水準を明確にブレイクできるかが上昇トレンド継続の鍵となります。仮に162円台を突破した場合、その上方には昨年来高値圏である164~165円台が視野に入ります。テクニカル面でも週足一目均衡表の雲下限が約163.98円(3/10時点)に位置しており、強力な抵抗帯となる可能性があります(週間マーケット展望 2025年3月10日 - SBI証券)。一方、下値支持としては160円前後が直近の心理的な節目であり、21日移動平均線のある158円台後半も重要なサポートゾーンです(為替ユーロ円(EURJPY)の31日間分析チャート 2025/1/29~3/12)。実際、市場の注文動向を示すオーダーブックを見ると、156円台半ばに特に厚い買い注文が観測されており、サポートラインとして意識されていることが伺えます(ユーロ/円見通し(為替/FX ニュース):ユーロ円は円安で159円台前半|欧州の軍備をめぐる要人発言が影響か(2025年3月5日) |OANDAマーケットニュース)。同様に、160円付近には厚い売り注文が確認されており、キリの良い水準であることから上値の壁として市場参加者が注目しているようです(ユーロ/円見通し(為替/FX ニュース):ユーロ円は円安で159円台前半|欧州の軍備をめぐる要人発言が影響か(2025年3月5日) |OANDAマーケットニュース)。従って、上値は162円台後半~164円付近、下値は158円前後が当面の重要な抵抗帯とみられ、これらの水準を巡るプライスアクションに注目です。
モメンタム指標として14日相対力指数(RSI)を確認すると、68%程度となっており(為替ユーロ円(EURJPY)の31日間分析チャート 2025/1/29~3/12)、一般的な買われすぎ目安とされる70%に近づいています。RSIが高水準にあることは上昇モメンタムが強い反面、短期的な過熱感も意識され始めていることを意味します。実際、外為市場のテクニカル分析でも「RSIが引き続き買われすぎ水準を示唆」との指摘が出ている状況です(〖テクニカル〗ユーロテクニカル一覧=引き続きRSI・ボリンジャーバンドともに買われすぎ示唆 - 外為どっとコム マネ育チャンネル)。一方、MACD(12,26日)もゼロラインより上で推移しており、シグナルラインとの正のかい離幅を保っています。今月上旬にゴールデンクロスが発生して以来、MACDは緩やかに上昇基調を辿っており、トレンドの継続を後押ししています(MACDヒストグラムもプラス圏で推移)。もっとも直近では上昇ペースがやや鈍化しつつあり、MACDラインとシグナルラインの乖離縮小には注意が必要です。
移動平均線を見ると、直近の価格は短期・中期・長期の主要移動平均をいずれも上回っており、テクニカル的には上昇トレンドを示唆しています。例えば3月12日時点でNY終値(約161.4円)は、9日移動平均線の約159.45円を上回り、21日移動平均線(約158.55円)も大きく上抜けています(為替ユーロ円(EURJPY)の31日間分析チャート 2025/1/29~3/12)。さらに90日移動平均線(約160.86円)も上回っており(為替ユーロ円(EURJPY)の31日間分析チャート 2025/1/29~3/12)、短期から中長期まで一貫して上昇傾向にあることがわかります。移動平均線そのものも短期線が上向きで推移し、中長期線とのゴールデンクロスを形成しており、トレンドの強さを示しています。
総合的に見れば、ユーロ円は短期的にやや円安(ユーロ高)優勢ながら、不透明要因が多いため上値追いには慎重にならざるを得ない状況です。米欧のインフレ鎮静化と金融緩和期待がリスクオンを支える一方、地政学リスクや米中関係の先行き不安など下押し要因も顕在化し得ます。テクニカル面では上昇トレンドを維持しつつ短期過熱感を示唆しており、160~163円程度でのレンジ形成や調整を経ながらの緩やかな上昇がメインシナリオと考えられます。
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