ガソリン高い九州 沖縄 特有事情
メーカーや車種にもよりますが、電気自動車はガソリン車より車両価格が高めの傾向にあります。これは、電気自動車が高価なリチウムイオンバッテリーを搭載しているためです。
100kmの距離を走行すると仮定したデータを見ると、電気自動車のコストが300円程度、ガソリン車のコストは800円程度かかるとされています。
また、ガソリン車は減速時に摩擦ブレーキを使用しますが、電気自動車はおもに回生ブレーキを利用して減速します。回生ブレーキは、減速時にタイヤの回転力を利用してモーターを回し、そのとき発生する回転抵抗でブレーキをかける仕組みです。
このように、電気自動車はガソリン車よりも消耗品にかかる費用を安く抑えられます。消耗が少ないことから、メンテナンスの手間がかからないのもメリットです。
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ただし、電気自動車は従来のガソリン車と異なる点が多くあります。電気自動車へ乗り換えるか検討する際は、両者の違いを押さえておくとよいでしょう。
電気自動車はガソリン車に比べ初期費用が高く、充電場所の確保が必要な点はネックです。一方で、走行コストや消耗品代は安く済みます。補助金や税制面での優遇もあるため、購入後の充電場所さえ押さえられれば、電気自動車はコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
長い下り坂での走行時など、回生ブレーキでは足りない減速力が必要な際は摩擦ブレーキを使用するものの、補助的に用います。このため、電気自動車はガソリン車に比べて、摩擦ブレーキのブレーキパッドの交換頻度が少なくて済むのです。
ガソリンを燃焼させながら走るガソリン車は、二酸化炭素や炭化水素を含む排気ガスを排出します。二酸化炭素は地球温暖化、炭化水素は光化学スモッグの原因とされ、地球環境に悪影響をもたらすことが知られています。
近年、環境への配慮やガソリン代の高騰から、日本でも電気自動車が注目を集めています。走行コストが安く、税制面で優遇されるのがメリットです。
日本では、2010年から一般消費者向けの販売がスタートしました。日本では、政府がハイブリッド車を含む電動車における新車販売の比率を、2035年まで100%にする目標を掲げていることから、電気自動車の普及が徐々に進んでいます。昨今は環境への配慮が求められているため、今後はガソリン車に代わって電気自動車が主流になっていくでしょう。
ガソリン車のエンジンは、内部で爆発を発生させてエネルギーを生み出しています。振動が発生する分、乗り心地に違和感を覚える場合もあるでしょう。一方で、電気自動車はモーターを動力にして走行するため、エンジンで動くガソリン車より振動が少ない傾向にあります。ほとんど揺れを感じず、乗り続けられるでしょう。
この記事では、電気自動車とガソリン車をさまざまな観点から比較します。メリットの大きい電気自動車を快適に利用するため、ぜひ参考にしてください。
電気自動車は走行コストが安い一方で、航続距離が短いデメリットがあります。メーカーの企業努力で電気自動車の航続距離は伸びてきているものの、まだまだガソリン車にはおよばないのが現状です。
新車の場合、電気自動車は平均で300万円~400万円かかります。一方、ガソリン車なら、100万円台でも新車を購入可能です。初期費用で大きな差が出るため、電気自動車を購入しにくい人もいるでしょう。
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