【見通し】10日香港株=上値重いか、米中貿易協議継続で様子見ムード

10日の香港市場は上値の重い展開か。9日にロンドンで開かれた米中の閣僚級貿易協議では、中国によるレアアースの輸出規制や米国の関税措置などが焦点になったとみられ、6時間以上にわたって話し合いが行われた。一方、協議はロンドン時間10日午前10時(日本時間午後6時)から再開される見通しで、結果を見極めようと様子見ムードが広がりそうだ。
また、ハンセン指数は前日に終値で3月20日以来およそ2カ月半ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の動きが相場の重しとなる可能性もある。
9日のNY株式相場は高安まちまちで、ダウ平均が横ばいで、S&P500とナスダック総合が上昇。ロンドンで行われている米中貿易交渉の進展期待を背景に半導体株などが上昇したものの、今週水曜日の5月消費者物価指数(CPI)、木曜日の5月生産者物価指数(PPI)などのインフレ指標の発表を前に、積極的な取引は控えられた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(00700)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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見通し 10日香港株上値重いか 米中貿易協議継続で様子見ムード
しかし、ようやく5月から世界的な流れに乗り、出来高の増加を伴った上昇が続くようになりました。5月12日に、スイス・ジュネーブで行われた米中貿易協議の共同声明が発表されると、香港ハンセン指数は出来高を膨らませて大幅高に。50日移動平均線も大きく上に突き抜け、株価は上昇トレンド基調になっているようです。
上昇転換の要因は、言うまでもなく米中協議の進展です。米中両国は引き上げた関税の一部を90日間停止し、当面の間、米国は現在145%の関税を30%に、中国も125%の関税を10%に下げるという内容でした。さらに協議は継続され、その進展を市場は待っている状態です。元々の100%を大きく超える「非現実的」な関税がベースになっていたので、10~30%というのは現実的な線になったとも言えますが、貿易を妨げるのには十分大きな税率でもあります。
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