【見通し】NY株見通しー米中貿易協議と中小企業の景況感に注目

今晩は米中貿易協議と中小企業の景況感に注目。昨日は米中貿易交渉の進展期待を背景に半導体株などが上昇したものの、週内の5月消費者物価指数(CPI)や5月生産者物価指数(PPI)などのインフレ指標の発表を控えた様子見姿勢が強まり、総じて小幅な動きとなった。スダック総合が0.31%高と続伸し、S&P500も0.09%高と小幅の2日続伸した一方、ダウ平均は1.11ドル安(0.00%)とほぼ横ばいで終了した。
今晩の取引では2日目となる米中貿易協議の行方が引き続き注目されるほか、トランプ関税の影響をより大きく受けるとされる中小企業の景況感を巡り、寄り前に発表される5月NFIB中小企業楽観度指数にも注目が集まる。NFIB中小企業楽観度指数の市場予想は95.9と4月の95.8からほぼ横ばいが見込まれているが、予想以上の悪化となればトランプ関税による景気減速懸念が強まることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは5月NFIB中小企業楽観度指数など。企業決算は寄り前にJMスマッカーが発表予定。(執筆:6月10日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】NY株見通しー米中貿易協議と中小企業の景況感に注目
見通し NY株見通しー米中貿易協議と中小企業の景況感に注目
・2-4月期決算は売上が前年同期比20%増(半導体ソリューションが同17%増、インフラストラクチャー・ソフトウェアが同25%増)、調整後EPSが同44%増と好調でした。AI関連売上は前年同期比46%増の44億ドルで、半導体ソリューションの52%を占めました。5-7月期のガイダンスは売上が約158億ドル(前年同期比21%増相当)で、AI関連売上は51億ドルへ加速する見通しです。
FRBは声明で「パウエル議長は金融政策に関する自身の見通しについては議論しなかった。ただ、政策の道筋はあくまで今後入手する経済の情報と、それが見通しにとって何を意味するかに左右されるという点を強調した」と発表した。
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