
陰線引け。大幅に続伸した6日の高値を上抜けるも、196円半ばで頭を抑えられた。日足一目・転換線の手前では支えられて下げ幅を縮めたが、2手連続の陰線引け。
上下にヒゲを作った気迷い相場であるが、高値を更新しながら陰線引けは気になるところ。転換線は本日も194.59円に位置して支持水準として意識されるが、下抜けるようだと193円半ばの基準線辺りまでの下げは想定しておきたい。
レジスタンス1 196.45(6/10高値)
前日終値 195.59
サポート1 194.59(日足一目均衡表・転換線)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日足テクニカル ポンド円高値更新も陰線引け
一方、ポンド円が173円を下方ブレイクする場合は、10日MA(172.85レベル)の維持が次の焦点として浮上しよう。
ポンド円のリスクリバーサル(1ヶ月と3ヶ月)の動向を確認すると、ポンドプットの傾きが後退している。
ポンドドル(GBPUSD)の動きに連動し、ポンド円(GBPJPY)も3月下旬以降の上昇トレンドを維持している。
今晩の5月米雇用統計が米ドル安要因となれば、ポンドドルは1.2550レベルをあっさりと上方ブレイクするだろう。このケースでは、1.2600のトライが次の焦点となろう。
2013年12月から2016年2月にかけて175.00レベルはレジスタンスとしてもサポートとしても意識された経緯がある。ゆえに今のポンド円の状況では、このレベル(175.00)を重要なレジスタンスポイントとして意識しておきたい。
日足チャートで直近のトレンドを確認すると、10日MA(今日現在172.85レベル)がサポートラインとして意識されていることが分かる。
実際にポンド円が175円台の攻防となる場合、次の上値ターゲットとしてフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準178.69レベルが浮上する。
このタイミングで5月の米雇用統計が6月FOMCの利上げ停止の思惑をさらに高める内容となれば、米株高と米ドル安が同時に発生することが予想される。このケースでは、ポンド円の175.00ブレイクを想定しておきたい。
このレジスタンスポイント(174.27レベル)をポンド円が難なく突破する場合は、175.00レベルのトライが次の焦点として浮上しよう。
昨日のポンド円は陰線引けとなった。しかし10日MAにサポートされ、日足ローソク足の実体ベースで173.00レベルを維持した。そして今日の東京時間はポンド高優勢の展開となり、日足ローソク足は陽線となっている。
ポンド円が173円台を維持する場合は、来週以降も上値トライを意識する状況が続くだろう。
ポンド円(GBPJPY)が上値トライとなる場合、5月30日の高値174.27レベルをブレイクアウトできるかどうか?この点が目先の焦点となろう。
ポンドドルが1.26台へ難なく上昇する場合は、5月11日の高値1.2641レベルの突破が焦点として浮上しよう。
一方、5月米雇用統計や他の要因でポンド円(GBPJPY)が反落する場合は、173.00レベルがサポートへ転換するかどうか?を確認したい。
しかし、ポンド円は5月12日以降の上昇局面で3%超上昇している。そして13週MAとの乖離が2σ(標準偏差)の上限まで拡大する状況が見られる。
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