【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-5日線上を早々に回復

日経平均株価は大幅反発。買い先行後は上値を伸ばす展開となり、5日移動平均線(38190円 6/16)上を回復する陽線を形成して終えた。
RSI(9日)は前日の59.2%→67.8%(6/16)に上昇。引き続き見方は変わらず、4/7安値(30792円)を起点とした短期波動は上昇継続の判断となる。目先波動はもみ合いの範ちゅうだが、5/13高値と5/29高値(38454円)をつないで延長した上値抵抗線を超えていけるかが焦点となる。
一方、25日移動平均線(37786円 同)の上昇一服が株価の上値を限定的にし、もみ合いを長引かせる要因になる。
上値メドは、6/11高値(38529円)、心理的節目の39000円や39500円、2/13高値(39581円)などがある。下値メドは、25日移動平均線、100日移動平均線(37260円 同)、心理的節目の37000円、75日移動平均線(36637円 同)、心理的節目の36000円などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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テクニカル 日経平均株価テクニカル分析5日線上を早に回復
さらに、日経平均株価は足元で、長期上昇トレンドの上値抵抗線も超えてきており(図表1)、この先は上昇にやや一服感が出やすくなることも想定されます。なお、別のテクニカル分析である「フィボナッチ・リトレースメント」で日経平均株価の上値目処を確認すると、過去最高値から過去最安値までの下げ幅から76.4%戻した水準の31,396円70銭が意識されます(図表2)。
相場は上下動を繰り返すため、移動平均線もこれに連れて(やや遅れる形で)上下動を繰り返す。このため、移動平均期間の違いによって、異なる期間の移動平均線がクロス(上下に入れ替わる)ことがある。テクニカル分析では、そのクロスの仕方によって、その後の相場の展開を予測する手法がある。
弊社は、2021年の株式市場を取り巻く環境は総じて良好と考えており、日本株は上値を試す展開を予想しています。ただ、年初からの上昇ペースは想定よりも速く、日経平均株価は本日、弊社が1-3月期の上限とみていた30,400円水準を突破しました。また、相場に過熱感も出ており、テクニカル分析の1つである「RSI(相対力指数)」をみると、昨日時点で71.5%となっており、一般に買われ過ぎとされる70%を超えています。
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