【S&P500】上値の重い展開。6,060超えで終えれば下値リスクが後退。
昨日はNY市場休場でしたが、中東情勢の緊迫化を受けて東京、欧州市場では株価指数が下落しており、上値の重いいスタートとなることが予想されます。直近の日足が陰線で終えていますが、トレンド自体は強い状態を保っており、現状は調整的な下げ留まっています。一方で、日足、週足(下図参照)ともに6,050-60にやや強い上値抵抗が出来ており、これを実体ベースで上抜けて来ないと上値余地も拡がり難い状態です。上値抵抗は、6,000-10,6,020-30,6050-60にありますが、全てクリアして6,060超えで終えれば、調整下げが終了した可能性が高くなり、再度6,100超えの抵抗をトライする動きが強まり易くなります。下値抵抗は5,970-80,5,950-60,5,920-30,5,900-10にありますが、5,900を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。5,800を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化します。
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SP500 プロの予想 上値余地が限られる可能性
米国株式に上値余地はあるのでしょうか。それは投資家が考える「時間軸」次第といえます。図表3は、米国株式動向を象徴するS&P500の中期的な「想定レンジ」を、ファンダメンタルズ(株価指数ベースの予想EPS:1株当たり利益)とバリュエーション(予想PER:株価収益率)の掛け算で試算したものです。
今日はNY市場休場ですが、上値を切り下げる流れを変えておらず、上値余地が限られる展開が継続すると見られます。
つまり、2025年のS&P500の想定レンジは上値余地が6,305で下値余地は5,208、2026年の想定レンジが上値余地は6,793で下値余地は5,612と見込むことになります。
S&P500の2024年予想EPS(市場予想平均)は242.20と前年比+9.4%増益で最高益更新が見込まれています。予想PERを19倍から23倍と仮定すると、想定レンジの上値余地は5,571で下値余地は4,602と試算できます。
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