来週の為替予想(米ドル/円)「“ドル安・円安“でドル円の戻りは限定か」ハロンズ FX 2025/6/21 #外為ドキッ

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来週の為替予想(米ドル/円)「“ドル安・円安“でドル円の戻りは限定か」ハロンズ FX 2025/6/21 #外為ドキッ
 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2025年6月20日 12時50分

”ドル安・円安”でドル円の戻りは限定か

米ドル/円、戻りを試す展開が優勢に

米ドル/円は底堅い展開。一部報道で「(イランは)米国がイスラエルの軍事行動に加わらない限り、米国との核協議を再開する用意がある」と伝えられると、投資家心理が改善し、米ドル/円は143.651円を底値に145.438円まで上昇しました。その後、米個人消費の鈍化を示唆する指標結果や、米国がイランに対して攻撃を含む複数の選択肢を検討していることが明らかとなり、米ドル/円は144.323円まで下げました。しかし、パウエルFRB議長が利下げに慎重な姿勢を示すと、米ドル/円は145.767円まで上昇幅を広げるなど、ヘッドラインに振り回されながらも、底堅い展開となりました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

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※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

米ドル安の中でドル円はどこまで戻すのか

足もと、米ドル/円は底堅い展開が続いています。中東の緊張が今後も続くと見られる中、米ドル/円がもう一段上方向を試す可能性があります。シカゴIMM通貨先物でこれまで積み上がった円ロングの巻き戻しが十分に進んでいない点も、米ドル/円を押し上げる燃料になりそうです。

ただし、米ドルの底堅さは対円に限ったもので、他通貨に対しては軟調な地合いが継続しています。主要通貨に対する米ドルの強弱を示すドルインデックスも低下基調にあり、正直、今の市場は“円独歩安”と解釈した方が腑に落ちる気がします。

円安の背景には、地政学的リスクによる原油価格の上昇懸念や、日米関税協議の先行きが不透明で、日銀の追加利上げ期待が高まりにくいことなどがあると見られます。米ドル安・円安という状況下で、米ドル/円の戻しの持続性には疑問が残ります。

さらに、四半期末決算に関連したドル需要が今後は後退する見通しであり、今後、米ドル/円が頭を抑えられる場面も目立ってくるのではないでしょうか。米ドル/円は、戻り売りのタイミングを慎重に模索したいと考えています。

147円前半では頭打ち感も(テクニカル分析)

米ドル/円は日足一目均衡表の雲上限145.545円に接近しています。これまで気になった遅行スパンも、米ドル/円が現状レベルを維持すれば、今後ローソク足を上抜けする可能性もあります。こうした中で、今年の年初の高値158.866円(1/10)を起点とする三角保ち合いからの上放れ期待も、米ドル/円をサポートしている印象があります。

しかしながら、ローソク足は依然として200日移動平均線の下側であるため、上昇の勢いが緩やかである点は見逃してはいけません。年初の高値158.866円からの下落幅の38.2%戻しである147.13円付近では戻りの勢いが鈍くなる可能性があると見ています。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:
USD/JPY:143.500-147.500

6/23 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

「日本への津波の影響なし」と気象庁が発表——インドネシアのレウォトビ火山が噴火しました。「日本への津波の影響なし」との報にひとまず安堵しましたが、噴煙の大量放出により気象条件が変化し、今後は作物の生育に影響が出る可能性もあり、懸念しています。

 

 

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来週の為替予想 米ドル 円

インフレ(期待)の鈍化が確認される場合は、米金利の低下要因となろう。消費者マインドの低下も米国経済を支える個人消費の先行き懸念を高めることから、米金利の低下要因となろう。これら経済指標が総じて予想を下回る場合、外為市場では米ドル安優勢の展開が続くことが予想される。

円高シナリオでは、政治的混乱による市場パニックや米国債市場での売り圧力から政権移行期で120~130円まで進行し、世界貿易の縮小や米国債格付け引き下げにより2029年初には90~105円に達すると予測。一方、超円安シナリオでは、極端な保護主義政策期待や日銀の金融緩和維持により政権移行期で160~180円まで進行し、対日貿易制裁や日本からの資本逃避を経て、2029年初には金融システムへの信認崩壊により250円以上も視野に入るとの分析が示された。

2028年5月のドル円予想。当月始値 162.72、最低 162.72、当月最高 170.11。平均 165.79。月末 167.60。変更 3.0%。

10年後の2010年、日本のインフレ率は0.72%まで上昇しましたが、米国は1.64%にまで下がっています。ドル/円相場は1ドル87.78円まで下落しました。現在のインフレ率は、日本0.23%、米国0.62%、ドル/円相場は 107円となっています。このことから言えることは、インフレ率は為替レートに影響を与えるものの、それ以外の様々な要因も関係していることを明らかにしています。

2028年3月のドル円予想。当月始値 153.71、最低 153.71、当月最高 160.35。平均 156.44。月末 157.98。変更 2.8%。

まずは、先週7日の下落を止めたフィボナッチ・リトレースメント61.8%戻しの水準146.95レベルである。この水準のトライは、147円の維持を見極める攻防でもある。

今後の展望については、日米金利差と投機的な円買いポジションの動向がカギを握ると思われます。前者については、来週3月18日と19日に開催される日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目され、日米とも政策変更は急がない姿勢が確認されれば、日米金利差縮小の反転が予想されます。ただ、トランプ関税は要注意で、過度な引き上げは景気の先行き不透明感を強め、現時点でドル安要因に作用する恐れがあります。

第一週 6月30日(月曜日)のドル円予想: 為替レート 148.68、 最高 150.91、最低 146.45。 7月1日(火曜日)のドル円見通し: 為替レート 147.54、 最高 149.75、最低 145.33。 7月2日(水曜日)のドル円予想: 為替レート 147.24、 最高 149.45、最低 145.03。 7月3日(木曜日)のドル円見通し: 為替レート 147.54、 最高 149.75、最低 145.33。 7月4日(金曜日)のドル円予想: 為替レート 147.30、 最高 149.51、最低 145.09。

2月の雇用統計は無難な内容となった。しかし、二転三転するトランプ関税政策の影響で今後企業の収益懸念が高まれば、労働市場にも悪影響を与えるだろう。それが数字に表れてくれば、米国経済を支えている個人消費の先行き懸念をさらに高める要因となろう。トランプ関税が米ドル安の要因となるシナリオも想定しておく必要がある。

今週の米ドル相場は、引き続き経済指標にらみの1週間となろう。特に注目すべきは、12日の2月消費者物価指数(CPI)と14日の3月ミシガン大学消費者態度指数および期待インフレ率となろう。

上で述べた日米の経済指次第では、米ドル安と円高が同時に発生する可能性がある。このケースでは、瞬間的に予想レンジの下限145.70レベルをトライする展開を想定したい。このラインは、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準145.71にあたる。

政治情勢が安定している政府は、多くの投資家を惹きつけるため、その国の通貨は強くなります。米国と日本は、どちらも政治的に安定しています。両国にみられる僅かな為替レート変動の違いは、経済の安定性に関係しています。世界の貿易 は米ドルで取引されており、これが米ドルが日本円よりも優位となる要因です。

2027年6月のドル円見通し。当月始値 153.89、最低 149.46、当月最高 154.02。平均 152.28。月末 151.74。変更 -1.4%。

●ドル円はこの2カ月で12円ほどドル安・円高が進行、その背景について考え今後の動きを展望する。●足元ドル安・円高進行の主な理由は日米金利差縮小と投機的な円買いポジションの積み上がり。●日米金融政策会合や円買いポジションの動向次第でドル高・円安方向に戻る想定も必要とみる。

2026年10月のドル円見通し。当月始値 143.60、最低 142.63、当月最高 146.97。平均 144.50。月末 144.80。変更 0.8%。

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