9月に史上最高額となる1gあたり10,063円を記録
金は通常、宝飾品など貴金属や宝石の計量に使用される単位「トロイオンス(日本での記号はoz)」、もしくは「グラム」で取引単位が決められていて、国際的には1トロイオンスあたりの米ドル建で取り引きされており、日本国内での店頭表示価格は、その米ドル建の価格をもとに、1グラムあたりの円建価格に換算され公開されています。また、全世界における金の目的別需要の割合は、 金の国際調査機関「ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)」が発表したレポートによれば、2019年の目的別需要のシェアは、宝飾品48.4%(前年:50.6%)、工業7.5%(前年:7.7%)、投資29.2%(前年:26.7%)、公的機関14.9%(前年:15.0%)といった内訳が発表されています。ここで、主な金の目的別需要(用途)を説明しておきますと、皆さんに馴染み深い宝飾品としての金に関しては、前述のレポートにもありますように世界における金の多くが宝飾品として使われており、紀元前から現在に至るまでの長い間、人々からステータスの象徴として扱われ様々なアイテムが生み出されてきました。リング(指輪)・ネックレス・ブレスレット・ピアス(イヤリング)等のアクセサリー、金杯・仏具等の宗教儀式由来のアイテム、金貨・大判小判等の貨幣は今でも身近にある宝飾品と言えます。次に、工業用の金ですが、金の性質である展延性・耐腐食性・高い導電性を活かした、精密機器等の金メッキや電子部品同士の接続などの技術に用いられています。また、金は医療用としての用途も有名で、金歯や体外検査キットの検査ラインの発色剤などに用いられています。このような工業・医療用途で利用された金は、産業廃棄物として発生するレアメタルの一部として再資源化されており、東京オリンピックにおける金メダルも、再資源化された金が使われているそうです。そして、投資用の金ですが、個人の方が多く手掛ける代表的なものとして、インゴット(金塊)などの「金地金」や世界各国の政府が発行する投資用の「金貨」を購入して自身で保管するもの、貴金属商・商社・銀行などの運営会社から毎月決まった金額の金を購入し保管してもらう「純金積立」、金地金そのものを有価証券化して証券取引所に上場し証券会社や銀行などに投資の運用をお任せする「金上場投資信託(ETF)」などが、代表的なものとしてあります。金の投資は、共通認識として株式・債券などと違い配当金や利息は生まないため、あくまでも「もうける」というよりは「ためておく」というイメージが一般的です。逆に言えば株式などの金融商品は価値がなくなる恐れはありますが、金は価値がゼロになることはないことが最大の魅力と言えます。最後に公的機関の金ですが、各国の中央銀行や国家機関における「金準備」を指し、国連の専門機関であるIMF(国際通貨基金)の体制下において、加盟国の政府・中央銀行(国の金融の中心となる機関)は、輸入代金・対外債務返済等の支払い、国際通貨不均衡の是正、為替相場介入などのために、一定比率以上の外貨や金の資産を保有する義務を有し、その保有する金のことを「金準備(gold reserve)」と言います。
金(GOLD)は、元素の原子番号は79、元素記号はAuであり、金属としては重く柔らかいことが特徴です。そして、沸点が2856℃と熱にも強く、衝撃や圧力の耐久性にも優れ、錆にくい点から、鍛造加工に適した貴金属として知られています。また、熱や電気の伝導にも優れており、空気中の湿気・酸やアルカリといった日常で触れることの多い物質に対しても腐食しにくい点から、電子機器の部品、貨幣などのコイン、アクセサリーなどに重宝されてきました。
9月に史上最高額となる1gあたり10,063円を記録。それから間もなく9月27日には9,970円にまで下落しましたが、10月7日に起きたイスラム教原理主義過激派組織ハマスによるイスラエルへのテロ行為により金相場は最大で10,544円/1gにまで急上昇。11月に入ってもなお金相場は1万円台をキープしており、中東情勢の緊迫化はウクライナ情勢や新型コロナウイルス感染拡大などに続く金価格高騰の下支えとなっています。
『スプラトゥーン3』では、6月12日から更新データVer.10.0.0が配信されています。新たなブキが30種追加されたほか、初代『スプラトゥーン』に登場した「デカライン高架下」が新たなステージとして追加されました。この機会にぜひお楽しみください。
そのほかにも金本位制時代の金貨に用いられた「21.6金(K21.6)」、万年筆などのペン先等に用いられる「14金(K14)」などが存在します。ちなみに、品位の証明として「K24」などと金製品に刻印される「K」は、カラット(karat)という単位の頭文字からとられており、ダイヤモンドなど宝石のカラット(carat)とは区別されています。また、「K18」「18K」など「K」の刻印の位置が製品により違いますが、これは製造された国によっての違いもあります。日本においては「K」が前に来る「K18」などが一般的です。さらに、造幣局など公的な機関による金(GOLD)の品位証明の刻印(ホールマーク)は、1000分率で表示されています。
今回は、6/14(土)~6/20(金)に配信された新作ソフト情報を中心にお届けします。


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