
ではいつも通り、通貨選択の材料集めから。
1.先週の整理と今週のイベント
先週は、週初の見立てでも書いていたように、「中東情勢」が焦点でした。今週、注意しておくべきイベントは大きなところでは4つで結構山盛り。まあマーケットで長期の流れが出にくいのもなるほどですね
(1)中東情勢=地政学的リスク
先週はリスク回避で米ドル高。ポイントは今週もドル高が継続するかですが、注意しておきたいのは、土曜日に「米国がイランの核施設爆撃」のニュースが出ていること。米国が参戦したのはサプライズでした。週明け、ギャップを開けないか見ておきたいですね。
(2) 米PCEデフレータ
金曜日に米インフレ指標のデフレータ。金融政策の判断に使われるやつですね。次回利下げは秋と見られていますが、FOMC理事から7月の意見も出ていて、結果には注意が必要。
(3)FRB議長関連
トランプ様が、またクビにしろ発言してますね。前回はドル安株安を招きましたが、今回はどこまで引っ張るんでしょうか。注意はしておきたいですね。
(4)関税関連
特に中国関連は、トランプ政権が新たな半導体輸出規制をほのめかしていて、注意が必要。
2.通貨強弱とドルインデックス
ドルインデックスはこんな感じ。先週の中東情勢でドル高方向に戻しが入っていますが、このまま戻しが続くのか、短期中期的にまだドル安方向を攻めるのか、いずれにしても長期的な値動きにはなりづらい値位置ですね。
うちのブローカーだと先週通しての通貨強弱はこんな感じ。久しぶりに米ドルが強いのは、中東情勢。こういった有事では日本円も買われるのが通常ですが、日本円は中東情勢→原油高→インフレの影響が嫌われて円安。
USD=EUR>AUD>NZD=CHF=GBP=CAD>JPY
米ドル、クロス円あたりから見ていきました。クロス円は円安方向でしたが、週足逆なので難しそう。このほか、クロス横断で方向が見える通貨はなし。とても難しい状況だってことですね
3.今週主に見ていく通貨
今週も長期足一波を狙いたい通貨はありませんでした。最終的に候補に残っていたのは、AUDCHF, NZDCHF, AUDCADあたりの、またキミか・・・メンバーばかりだったんですが、この中で4時間一波狙いではエッジが見えたこと、動きにメリハリがあることで、先週に続いてAUDCADを選んでおきました。
通貨的にはキライな人なので、このほか、短期中期デイトレを日々見ていく予定です。
4.指標・イベント等
6/23(月)
2025 6 22
22日投開票の東京都議選で、朝日新聞社は出口調査を実施した。調査結果の推計によると、自民党の獲得議席は、告示前の24議席(非公認を含めると30議席)に届くか微妙だ。小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は告示前(25議席)から増やす可能性が高く、都議会第1党が自民から都民ファに移る可能性が高い。
22日投開票の東京都議選で、参政党は世田谷区から立候補した望月正謹氏(35)と、練馬区から立候補した江崎早苗氏(39)の当選が確実となった。参政が都議会で議席を獲得するのは初めて。
22日夜、当選が確実になると、選挙事務所に集まった支援者を前に「この中野区で、東京都で、安心して住み続けることができるよう頑張っていく」と語った。
出口調査は全42選挙区の計672投票所で、投票を終えた有権者を対象に実施した。
東京都議選(定数127)は22日、投票が始まった。都選挙管理委員会によると、午後6時時点での投票率は24・91%。前回2021年の25・35%より0・44ポイント低かった。
荒木氏は小池知事の衆院議員時代の秘書で、都議に初当選した2017年からは5年間、小池知事が立ち上げた都民ファの代表を務めた。選挙戦では、小中学校の給食費の無償化や、介護職員向け住宅支援制度の導入といった実績を強調。子育て支援策や介護職の処遇改善を引き続き進めていくと訴えていた。
22日夜、事務所で取材に「1400万人を率いるリーダーとして問題点が多々あることを知ってもらうよう努める」と語り、都議会自民党については「金権政治に対し、都民がもっと厳しい判断をすると思った。政治不信は投票率の低さに表れたと思う」と話した。
神谷宗幣代表は22日夜、「候補者の頑張りや、党代表選挙や憲法草案の発表などの活動を重ねてきて、ネット上で認知度を高めることができた」と語った。
公明党は、告示前の議席があった23人よりも1人少ない22人を擁立していたが、全員当選は見通せない状況だ。立憲民主党は告示前の13人を維持した上で積み上げをうかがう。共産党は告示前から減らす可能性がある。
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