金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
COMEX(ニューヨーク商品取引所)の金先物8月限は前週末から9.30ドル(0.27%)値上がりし、1オンス当たり3395.00ドルで取引を終了しました。
イスラエルとイランの間で発生した軍事衝突を背景に、投資家が避難先資産として金を先行したことが主因です。米軍によるイラン核施設への攻撃や、イランのカタール米軍基地に対する報復攻撃などの事態を受け、地政学的リスクに対する警戒感が市場に広がりました。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート
日足チャート
「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が上向きになる中、価格は移動平均線より下に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、50付近で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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【1分でわかる】外為どっとコムのCFDとは?
金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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金ETFの金保有量は前年度比6.8トン減少
タイの金地金・金貨投資は前年同期比10%増の6トンでした。今期、バーツ安が続いたことで、現地金価格の上昇が国際価格の上昇を上回る結果になりました。そのことが投資家の目に止まったものの、特にオンライン金取引プラットフォームの台頭によるカニバリゼーションの影響で金地金や金貨の需要が一定程度目減りしたことで、国内需要は依然、コロナ禍前の水準を大きく下回っています。
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ワールド ゴールド カウンシルは、昨年最後の数週間に米国の投資が減少したことを指摘しましたが、その傾向は、利益確定売りが大幅に増加したことで、今年に入っても続いています。ただし、金地金・金貨が前年同期比で44%減の18トンになった理由の一つにベース効果があります。つまり、昨年第1四半期の33トンは、ワールド ゴールド カウンシルのデータシリーズの中でも第1四半期の最高記録だったのです。
今四半期ベトナムは、14トンあまりという2015年以来の旺盛な金地金・金貨需要を記録しました。地元投資家は、特にインフレを促進するとされているエネルギー価格の高騰やドルに対する現地通貨の下落に直面して、今期の金の傑出したパフォーマンスに魅了されました。金地金のプレミアムは、650米ドル/オンスの記録を達成したとの報告がありました。こうした厳しい市場状況に対処するため、ベトナム政府は金の供給制限を緩和し、ベトナム国家銀行(SBV)は4月下旬に市場での金地金の競売を再開する予定です。
今期は、この傾向が逆転しました。アジアや中東では、利益確定売りや売り戻しの顕著な増加が見られず、投資需要が大幅に伸びました。対照的に、米国と欧州の投資家はそれとは異なるアプローチを取りました。金地金や金貨に対する投資需要は依然として堅調ながら、金価格が何度も過去最高値を記録する中、投資家は、保有する金から利益を得ようと利益確定売りに動きました。
投資需要は総需要の約24%となり、金地金、金貨、金ETF(上場投資信託)などが含まれます。 投資需要は金価格に大きな影響を与えますが、特に有事の際に「安全資産」としての需要が増加する傾向があります。 金ETFの金保有量は前年度比6.8トン減少。2024年4月に一時急減しましたが、米FRBの金利政策や地政学的リスクの高まりを背景とした買戻しが入り、減少幅を縮小。10月に過去最高値を更新した金価格が11月に下落した際に、投資家の買いが入った模様です。 また、昨年11月の米大統領選でトランプ氏が勝利して以降、関税リスクを回避しようと金取引業者や金融機関が大量の金塊をニューヨーク商品取引所(COMEX)の保管庫に移送するなど、民間の金地金に対する需要の高まりから年末にかけて買いが増加し、2024年の投資需要は前年比234.0トン増の1,179.5トンとなりました。
中国の金地金・金貨投資は今後数四半期にわたって堅調な状態が続くものと思われます。中国は経済回復を後押しするために、金融緩和政策を続ける可能性があります。したがって、利回りが低下傾向にある中、国内の投資家にとって金は引き続き魅力的な投資対象となるはずです。住宅市場の低迷や世界的な地政学的緊張が続いていること、また中央銀行による金購入の継続からも、金に対する投資家の関心が続く可能性があります。そうは言っても、金価格の変動幅が急激に拡大すれば、投資家が行動を取るのを思いとどまる可能性があり、中国経済の成長が滞れば、家計や金の購入能力にも影響が及ぶおそれがあります。
金価格がさらに急騰すると利益確定売りを誘発することになって短期的には逆風となる可能性があり、値ごろ感が抑制されて購入量が減少することが考えられます。
金価格が高いタイミングでは少ない量の金を、安いタイミングでは多くの量の金を購入できるため、長期的なスパンで見ると購入単価を平準化できます。
今四半期、金価格が何度も過去最高値を記録したにもかかわらず、日本での売り越しはわずか1トンとささやかなものでした。若い世代の間における投資熱の高まりと、はるかに安い価格で金を入手した年長者たちの間で広まっている現金化の動きが呼応するトレンドが継続しています。
WGCは、投資需要の増加が、7月の関税引き下げに対する投資家の反応の強さと、同国の堅調な経済成長の両方を示していると指摘。通常は、インドの主要な宗教的な行事のピークとなる、10月下旬から11月の間が金の購入シーズンですが、関税の引き下げが最近の金価格上昇のほとんどを実質的に相殺したため、投資家は時期を前倒した第3四半期(7~9月)後半に、金の宝飾品を購入したと指摘しています。そのため、現在は金価格の高騰により需要が抑制されているが、金の宝飾需要は、結婚式関連の購入により、1月中旬から徐々に回復する可能性があるとしています。
通貨安は、ワールド ゴールド カウンシルがゴールド・デマンド・トレンドで追跡しているアセアン市場共通のテーマです。通貨安によって、安全な避難先としての、また富の保全手段としての金需要が高まり、現地通貨建て価格によるきわめて高い収益に投資家たちは惹き付けられました。
中東地域最大の金地金・金貨市場であるイランでは、地域の緊張が高まる中で、旺盛な需要が続きました。今期の投資は12トンに達し、プレミアムは約2倍となり、3月末までに約10~15%になりました。ただし、前年同期比はマイナス11%で、昨年第1四半期の旺盛な需要によるベース効果が反映されています。
中国は世界最大の金消費国であり、特に宝飾品の需要が高い国です。中国では伝統的に金は富や繁栄、幸運の象徴とされ、婚礼の際の三金(指輪、耳飾り、首飾り)や春節(旧正月)の飾り物、贈り物として用いられます。しかし、最近の金価格の上昇や、中国人民銀行(中央銀行)による輸入規制等の影響により、2024年の中国本土の宝飾需要は前年度比24%減の479.3トンとなり、大幅に減少しました。 一方で、金地金などへの投資需要は増加し、投資需要は同20%増加の336.2トン。中国の通貨である人民元が対ドルで下落したことや不動産市場の不振や国債の利回り低下などにより、中国の投資家は価値の保存手段として金の購入を増やしました。 WGCは、中国人民銀行による金購入に関する発表が、投資家心理をさらに後押ししたと考えており、マクロ的な環境要因から2025年の投資需要は引き続き安定していると予想しています。ただ、株式など他の投資先が堅調に推移する場合は、投資需要が他の投資先に流れる可能性があると指摘しています。
トルコの金投資需要は44トンと引き続き大幅な増加となりました。金地金・金貨投資は、国内価格の急騰にも関わらず、前四半期比で50%増加しました。ただし前年同期比は、四半期としての過去最高を記録した昨年の第1四半期から12%のマイナスとなりました。今期の需要をトンベースで見ると、5年間の四半期平均24トンを89%上回ることになります。また、トルコ・リラ建て金額ベースでは、前年同期の580億トルコ・リラから、記録的な910億トルコ・リラへと増加しました。
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