前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
FX投資家フローと市況
前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)
23日、先週末の米国のイラン核施設攻撃を受けた中東情勢の緊迫化からアジア時間帯に有事のドル買いが進行。ドル円は欧州時間に148.035円まで上昇した。その後、米金利の低下に連動してドル円が調整する中、ボウマンFRB副議長が「インフレ圧力が抑制されれば、7月利下げを支持する可能性がある」と発言したことで、米長期金利がもう一段低下し、ドル円は146.20円レベルまで下げた。さらに、イランがカタールの米軍基地を標的にミサイル攻撃を実施したものの、イランが米国側に攻撃を事前通知したとされたため、緊張緩和期待からWTI原油先物価格が7%超急落すると、直近のドル高の流れも巻き戻されて、ドル円は146.011円まで下落した。
アジア時間、序盤にトランプ米大統領が「イスラエルとイランの間で停戦が合意された」とSNSに投稿したことで、有事のドル買いの巻き戻しがさらに進行し、ドル円は145.288円まで下落した。尚、トランプ大統領は両国に停戦に違反しないよう求めた。
取引金額
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市場シェア上位
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。
ポジション金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。(青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。)
ポジション増減
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。
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FX個人投資家動向 イラン イスラエル紛争停戦合意有事のドル買いの巻き戻しが進行x203cリラ円
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23日のダウ工業株30種平均は、米国の核施設への攻撃に対するイランの報復攻撃が伝わった直後に前週末比200ドルあまり下げる場面があった。だが株売りは長続きせず、ダウ平均は結局374ドル(0.9%)高の4万2581ドルで引けた。その後のトランプ氏の「停戦合意」の投稿を受け、ダウ平均先物は一時100ドルほど上昇した。
本日アジア時間、イスラエルやイランの攻撃は軍事施設だけではなく、ガス・石油関連施設にまで及んでおり、中東の戦火拡大への警戒心から、有事のドル買いでドル円は144.749円まで上昇した。その後は、円買い戻しが優勢となりドル円は144円レベルまで下落した。
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。
イランの報復攻撃の対象は米軍基地に絞られ、エネルギーインフラにはミサイルが飛来しなかった。
【ニューヨーク=竹内弘文、ロンドン=山下晃】トランプ米大統領が23日夕にイスラエルとイランが「完全な停戦で合意した」とSNSに投稿したことを受け、米原油先物相場は急落した。一時1バレル65ドル程度と前週末から13%安になった。同日は中東の緊張緩和への期待から原油先物は下げていたが、トランプ氏の発表で売りに拍車がかかった。
米予測市場の「ポリマーケット」では、イランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を年内に封鎖する予想確率が米国による空爆直後の22日早朝に6割を超えていた。だが、23日の午後4時時点では27%にまで急低下した。
13日、イスラエルとイランの軍事衝突を受けて世界的に株式市場が大幅下落し、リスクオフの円買いが進行し、アジア時間序盤にドル円は142.796円まで下落した。その後は、有事のドル買いが進行する中、ドル円はNY序盤に144.481円まで上昇。しかし、イラン側が報復攻撃に出たため、米株が下げ幅を広げると、リスク回避の円買いからドル円は143.848円まで下落した。
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