ドル円予想「上値の重い展開。下値抵抗を守って反発の可能性も。」FXチャート分析 2025/6/27

ドル円予想「上値の重い展開。下値抵抗を守って反発の可能性も。」FXチャート分析 2025/6/27

川合美智子氏ドル円デイリーレポート

【ドル/円】上値の重い展開続く。下値抵抗にも注意。

直近の日足は陰線引けとなり、上値を切り下げる流れに変わりありませんが、この陰線が日足の下値抵抗に跳ね返されており、本日の下値トライでも143.70-80の抵抗を守り切れば反転、上昇に転ずる動きに繋がり易くなります。一方で、今週の上値を切り下げる流れの中で145円台にやや強い上値抵抗が出来ており、146.10-20の抵抗を上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。またこれを上抜けた場合でも147.50-60の抵抗を上抜けて越週するまでは下値リスクを残します。また、143.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じて140~142円台の下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。

 

下値リスクがより高いのでドル買いは様子見か、144.00-10で軽く押し目買い。損切りは143.40で撤退です。ドル売りは145.20-30の戻り待ちとします。損切りは146.00で一旦撤退です。

 

日足の上値抵抗は145.20-30,145.70-80,146.10-20に、下値抵抗は144.00-10,143.70-80,143.00-10にあります。

© 2025 オフィスフレア/川合美智子
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ドル円予想 上値の重い展開 下値抵抗を守って反発の可能性も

チャートをみると、11月8日に77.714円でドルの短期の売転換となり、11月10日に77.66円で追加の売法則が出て、11月11日に77.064円までのドル安となりました。チャート上では、76円台後半が下値抵抗ゾーンとなるところですので、76.5~77.5円がもみあいの基本レンジですが、為替介入への警戒感の後退がどこまで円高を進行させるのか注目するところといえます。

上値では、日足・一目均衡表の抵抗帯が位置する102円台半ばレベルをしっかりと上抜けることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、心理的節目102円ちょうどがサポートとして機能するかがポイントとなりそうです。102円台を下抜いてきた場合、日足・200日移動平均線が位置する101円台半ばレベルが意識されそうです。

しかし、11月10日(木)は、ECBがイタリア国債を購入していることで10年債利回りが7%を切り、週末までにイタリアの緊縮法案が通過するとの期待から、NYダウは△112の11,893ドルと上昇しました。さらに、11月11日(金)は、イタリア上院で緊縮法案が可決されたこと、また、11月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ったことで△259の12,153ドルと12,000ドルを回復して引けました。チャートをみると、現時点では下値を切り上げ、上値を切り下げる形となって、三角保ち合いを形成しつつあるようにもみえます。ただし、このまま10月27日の12,284ドルを突破できずに引線の終値で11月9日の11,736ドルを切ると、売転換となって一旦の調整入りの可能性が出てきます。目先は10月27日の12,284ドルを上に抜けることができるかどうかに注目となります。

この日、“ここからの下げはリバウンド狙いの買いを考える”というメッセージを出しました。11月11日(金)に一段安となれば、9月26日の8,359円に対する二番底のような形になることを想定し、週明けにも買いチャンスと考えていました。しかし、ECBがイタリア国債を購入してイタリア国債の利回りが7%を切ったことで、信用不安が後退し、11月10日(木)のNYダウが△112の11,893ドルと大幅反発したことで、11月11日(金)の日経平均は8,500円を何とか守って△13の8,514円で引けました。終値はSQ値8,542円を下回りましたが、SQ清算に伴う出来高がほとんどなく、8,542円は上値のフシにはならないといえます。本日11月14日(月)は、寄付き後、8,655円まで上昇するものの上値重く、後場になると、上げ幅を縮小してもみあいとなり△89の8,603円で引けました。8,640円が上値のフシとなっており、まずここを突破できるかどうかとなります。

上値では、日足・25日移動平均線が位置する139.80円レベルをこなしつつ140円台に乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、節目の139円ちょうどや日足・200日移動平均線が位置する138円台半ばレベルなどが意識されそうです。

先週の予測では、政府・日銀の介入警戒感もあり、77.5~78.5円の間のもみあいを想定しました。しかし、11月8日(火)には、イタリアの財政再建が進展する見方からユーロ買い・ドル売りとなって円高が進み、引け値で78円を抜けて77.714円で引けました。その後、イタリアの信用不安の高まりから、NYダウが急落し、また、ドル売りとなって円がジリ高となり、11月10日(木)には77.518円までのドル安・円高となりました。さらに、週末11月11日(金)は、安住財務相が「31日の為替介入について他国の同意が得られなかった」と表明したことで、円買いに安心感が高まり、77.064円までの円高進行となって77.178円で引けました。

先週は、ギリシャ問題が一服したことで、一旦欧州債務懸念が後退し、NYダウは、11月7日(月)は△85の12,068ドル、11月8日(火)は△101の12,170ドルと上昇し、目先の上値抵抗ゾーンに接近しました。そのタイミングでイタリアの国債利回りが7%を突破したことで、11月9日(水)のNYダウは▼389の11,780ドルと急落しました。

上値では、節目の95円にしっかり乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方、売り戻された場合では93円~95円のレンジ相場となる可能性が指摘されております。

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