フジCMいつ戻る 各社「様子見」

フジ・メディア・ホールディングス（HD）の株主総会が6月25日に行われた。フジの提案が全て通り、株主総会は「ぶじ乗り切った」と言えるだろう。

依然として、各社は「様子見」の状態のままである。株主総会を乗り切ってもCM再開の動きが本格化しないのはなぜだろう？ 今後の再開はいつになるのか？

FMHの株主総会のポイントはどこにあるのだろうか？そして、どのような結果になれば、フジテレビは復活に向かうことができるのだろうか？

良くも悪くも広告主は横並び意識が強く「他社の様子を見て」、「世論次第で」といったところで、「フジテレビの改革案が進んだ／進んでない」といったことから客観的に評価しているわけではない。

FMHの株主総会のポイントはどこにあるのだろうか？ そして、どのような結果になれば、フジテレビは復活に向かうことができるのだろうか？

それでもこの株主総会は、フジテレビのビジネスが平常化する――つまりは「CMが再開する」きっかけとなる重要なイベントになると筆者は考えている。

株主総会が「きっかけ」となるはずだったが、直前にフジ社員のオンラインカジノ問題が発覚し、問題の広がりの可能性も残されている状況で、「様子見」の判断が強まった可能性もある。

さらに直前の23日には、フジテレビ社員がオンラインカジノの常習賭博で逮捕されるという報道も出ていて、波乱含みの状況だ。