FX/為替「注目のFX週間イベント 来週の為替はどう動く?」6/30~7/6

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FX/為替「注目のFX週間イベント 来週の為替はどう動く?」6/30~7/6

【週間イベント】

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4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 研究員 小俣凪子

目次

▼北米(米国・カナダ)
市場の関心はFRB利下げ次期

▼欧州(ユーロ圏・英国)
ECB年次フォーラム

▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
各経済指標やヘッドラインに注目

▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ消費者物価指数注目

北米(米国・カナダ)

重要イベント

6/30◎グールズビー・シカゴ連銀総裁講演
7/1☆パウエルFRB議長講演
7/1☆米6月ISM製造業景況指数
7/1☆米5月JOLTS求人件数
7/2☆米6月ADP全国雇用者数
7/3◎米5月貿易収支
7/3☆米6月雇用統計
7/3☆米新規失業保険申請件数
7/3☆米6月ISM非製造業景況指数
7/4◎米独立記念日

☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

中東情勢への警戒感が和らぐ中、市場の関心は7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げの可能性に移っています。パウエルFRB議長がインフレや労働市場の状況により利下げの次期を探ると述べていることから、3日の米6月雇用統計に注目が集まります。

北米のイベント

 

欧州(ユーロ圏・英国)

重要イベント

6/30☆独6月雇用統計
6/30☆独6月消費者物価指数・速報値
6/30◎独5月小売売上高
6/30☆ラガルドECB総裁講演
6/30◎ECBフォーラム(~7月2日)
7/1☆ユーロ圏6月消費者物価指数・速報値
7/1◎ECB、ユーロ圏5月CPI予想
7/1☆ラガルドECB総裁講演
7/1☆ベイリーBOE総裁講演
7/2◎ユーロ圏5月失業率
7/2☆ラガルドECB総裁講演
7/3◎ECB議事録
7/5☆ベイリーBOE総裁講演

☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

30日からポルトガルで欧州中央銀行(ECB)の年次フォーラムが開催される予定となっています。1日にはラガルド総裁、植田日銀総裁、パウエルFRB議長、ベイリーBOE総裁がパネル討論を行います。また、1日にはユーロ圏6月消費者物価指数が発表予定となっています。

欧州のイベント

 

アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)

重要イベント

6/30☆中国6月製造業PMI
6/30☆中国6月非製造業PMI
7/1☆日本4-6月期日銀短観
7/1☆中国6月財新製造業PMI
7/1☆植田日銀総裁講演
7/2◎豪5月小売売上高
7/3◎豪5月貿易収支
7/3◎中国6月財新サービス業PMI
7/3◎高田日銀審議委員講演

☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

豪準備銀行(RBA)は8日に政策金利を発表する予定となっています。25日に発表された消費者物価指数(CPI)ではインフレが鈍化していることが示されました。また、9日には米国による上乗せ関税の適用猶予期限を迎えます。関税関連のヘッドラインにも注目です。

アジア・オセアニアのイベント

 

新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)

重要イベント

6/30◎トルコ5月失業率
6/30◎トルコ5月貿易収支
6/30◎南ア5月貿易収支
7/1◎トルコ6月製造業PMI
7/1◎メキシコ6月製造業PMI
7/3◎トルコ6月消費者物価指数

☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

トルコ中銀は「物価の安定を達成するまで、引き締め的な政策スタンスを続ける」と強調した一方で、「インフレは5月に低下、先行指標は6月も低下が続くことを示唆している」との見通しを示していたことから、3日の消費者物価指数に注目が集まります。

新興国のイベント

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 

 
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
小俣 凪子(おまた・なぎこ)
大学卒業後、約2年メガバンクで勤務し個人営業で投資信託や保険販売等を行う。 2021年3月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 銀行勤務時代に得た接客スキルを活かしながら、X(Twitter)やYouTubeなどSNSで個人投資家に寄り添った情報発信を精力的に行っている。元邦銀ディーラー今井雅人氏と共に「FX脱初心者塾」(動画シリーズ)を担当。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル FX/為替「注目のFX週間イベント 来週の為替はどう動く?」6/30~7/6

FX 為替 注目のFX週間イベント

発表はそれぞれの国の中央銀行や官公庁のホームページなどで公表されることがほとんどですが、FX会社の「経済指標カレンダー」では、発表結果を一覧で確認することができます。大変便利なので、ぜひ活用したいです。また、発表結果のみならず、いつ、どの国の何の経済指標が発表されるのか、また予想値はいくつで前回値はいくつかなど詳細な情報も確認できます。

この情報ツールは「みんなのFX」で口座開設しているお客様限定のサービスですが、取引画面にログインするとこのような表示になっています。下図の場合、米ドル/円を取引しているトレーダーのうち、42%が買いポジションを保有していて、58%が売りポジションを保有している、ということになります。ポジション(取引高)に関しては、買いポジションが50%、売りポジションが50%で拮抗している状態です。この数値が買いまたは売りのいずれかに偏りすぎている場合には、そろそろ反動がくるというサインになります。たとえば、米ドル/円の買いポジションが90%、売りポジションが10%の場合は、買いが偏っているため、そろそろ売りが優勢になる、つまり米ドル/円が下落するかもしれない、というサインになります。

また、スマートフォン用のアプリ版取引画面では、経済指標を発表期間、国、重要度で絞込むことも 可能です。この機能は、「みんなのFX」に口座をお持ちでなくても、どなたでも無料でご利用いただけます。取引を始める前に必ずチェックしておきましょう。

「みんなのFX」で実際に取引をしているお客様のポジションの売買比率がわかる情報ツールです。各通貨ペアに対して、人数とポジション(取引高)ごとの売買比率を確認することができます。

分析を行う際には主に経済指標や金融政策、要人発言など公に発表されている情報を基に見通しを立てます。具体的に押さえておくべき情報は次に解説していきます。金利や金融政策などは中長期で効果を発揮していくため、ファンダメンタルズ分析は中長期でFXを取引する人に欠かせない分析手法となります。また、短期においても方向性を把握するためには必須となります。

経済指標の発表結果が外国為替市場に大きな影響を与えるとは言っても、主要国のすべての経済指標をチェックするのは困難です。そこでここからは、FXを取引する際に必ず押さえておきたい経済指標とその内容について説明します。

では次にテクニカル分析について見ていきましょう。テクニカル(technical)とは、直訳すると「技術の」「専門的な」という意味になります。FX取引においてテクニカル分析はどのような分析方法なのか、しっかりおさえていきましょう。

ファンダメンタルズ(fundamentals)とは、直訳すると「基本の」「根本的な」という意味になります。FX取引においてファンダメンタルズ分析とは、どのような分析方法なのか、しっかりおさえていきましょう。

・金融政策 金融政策はFRB(連邦準備理事会)や日銀(日本銀行)といった各国の中央銀行が自国の雇用、物価などを健全にコントロールするために行う政策のことを指します。基本的には記者会見や文章のリリースで公表されるため、経済指標同様に事前に発表のタイミングが決まっており、FX会社の「経済指標カレンダー」でも事前にスケジュールを確認することができます。しかし、緊急度の高い状況においては事前の告知なしに突如会見が行われることもあり、投資家が予想もしていなかったような発言が飛び出せば、相場は大きく動きます。

みんなのFXには、前述の情報コンテンツに加えて、当社オリジナルのコンテンツも揃っています。

「みんなのFX」で実際に取引をしているお客様が、どの価格帯のポジションを保有しているのかを示す情報ツールです。こちらも「みんなのFX」のお客様限定のサービスですが、取引画面にログインするとこのような表示になっています。下図の場合、真ん中の線の107.633円が現在の価格を指していて、赤い棒グラフが買いポジション、青い棒グラフが売りポジションの取引量を表しています。現在価格より高い値段で買いポジションを保有しているトレーダーが右上のエリア、現在価格より安い値段で買いポジションを保有しているトレーダーが右下のエリアに表示されます。同様に、現在価格より高い値段で売りポジションを保有しているトレーダーが左上のエリア、現在価格より安い値段で売りポジションを保有しているトレーダーが左下のエリアに表示されます。このグラフから、現在の相場のトレンドや投資家の傾向を読みとり、今後の相場展開の予測や売買判断などの参考情報として活用することができます。

「FXレポート」では毎朝、その日のトレードの役に立つ情報を分かりやすく解説しています。前日の相場動向から当日の注目すべきポイントを1分間で理解することができるコンテンツとなっており、毎朝必ずチェックしておきたいです。過去のバックナンバーも数年前まで遡ってご覧いただくことができ、初心者のみならず中級者以上の検証や分析にも有益な情報としてご利用いただけるでしょう。

「為替ニュース」では金融情報ベンダーが提供する良質な為替ニュースを24時間ご確認いただけます。要人発言や金融政策の動向、株式市場や原油市場の現況など、ヘッドラインからコラムまでトレードに関する情報が多数掲載されています。テクニカル分析でポイントとなる価格をまとめたレポートも閲覧できます。また、トルコリラやメキシコペソ、南アフリカランド、中国人民元といった新興国通貨の情報も取扱っています。新興国の情報は一般的な新聞やニュース等では入手が困難なため、「みんなのFX」の為替ニュースでぜひチェックしてください。トルコリラ/円やメキシコペソ/円といった個人投資家に人気の通貨ペアに関して、いち早く相場の転換点をキャッチできるかもしれません。

経済指標とは世界各国の政府や中央銀行が発表している経済データで、発表結果はFX取引が行われる外国為替市場に大きく影響を与えます。発表結果が事前予想から大きく乖離する場合は相場を大きく動かすことも少なくなく、ファンダメンタル分析において値動きを左右する重要なデータとして扱われます。「みんなのFX」の経済指標カレンダーは日別・週間・月間で見ることができます。例えば週間・月間のデータは大まかな発表のスケジュール感を確認するのに役立ち、日別のデータは直近で発表される指標の時間・事前予想値をチェックする時に使うとよいでしょう。

FXを取引する上で正しい相場認識とそれに基づいた予測はトレードの勝率を飛躍的に上昇させます。その際に用いる分析手法は、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の2つです。ファンダメンタル分析はニュースや経済指標の結果などを基に相場分析を行い、中長期の相場分析に適しています。対してテクニカル分析はチャートを基に相場分析を行い、短期から長期までの相場分析を行うことができます。これら2つの分析手法両方をバランス良く使うことで相場分析の確度はより高まり、予測の精度も高くなるでしょう。

コメント

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