税収上振れ赤字国債5兆円取りやめ
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税収上振れ赤字国債5兆円取りやめ
財務省が近く発表する国の2024年度の一般会計決算で、税収が想定よりも増えたことなどで生じる剰余金が2兆3千億円程度となることが1日、分かった。財政法に基づき、少なくとも半分は借金である国債の償還に使い、残りは防衛力強化の財源などに充てられる。税収の上振れを受け、参院選で与野党が掲げる減税や給付の財源議論にも影響を与えそうだ。
25年度の税収は77兆8190億円を見込んでいる。24年度の上振れを受け、さらに増える可能性がある。
国の2024年度一般会計決算の概要が1日、判明した。好調な企業業績を背景に、法人税収が34年ぶりの高水準となる17・9兆円に達した。全体の税収は昨年11月の見込み額から約1・8兆円上振れし、75・2兆円となった。
同省は、税収など歳入の上振れ分や使わなかった歳出予算額に応じて国債発行の減額幅を決め、決算剰余金を最後に算出する。余った予備費などの「不用額」は6兆8910億円に上った。
税収は75兆2千億円程度となり、5年連続で過去最高を更新する。一般会計税収は、昨年公表した直近の見通しでは73兆4350億円と見込んでおり、1兆8千億円程度増える。税外収入は1兆6千億円程度の上振れを見込む。
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