ドル円、カギを握るのはトランプ関税の動向…上乗せ関税復活かそれとも延長か(来週のFX予想)2025/7/4 #外為ドキッ

ドル円、カギを握るのはトランプ関税の動向…上乗せ関税復活かそれとも延長か(来週のFX予想)2025/7/4 #外為ドキッ

短期トレード即効チャージ ドル円

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

最新のマーケット情報まとめ

来週のドル円相場の見通し
<現在の状況>
・アメリカの6月雇用統計を受けて7月の利下げは見送りとの見方
・ドル円が145円を一時突破したが、その後反落し144円前半まで下落

<上値を抑える要因>
・トランプ関税への不透明感
・財政赤字拡大への懸念
・アメリカの三連休による持ち高調整

<トランプ関税の動向>
・7月9日:上乗せ関税の一時停止期限
・トランプ大統領が各国に関税通知書を送付開始
・関税率は10%~70%のレンジになる見込み
・ベトナム:直接輸出品20%、経由品40%の関税(合意済み)
・日本:30~35%程度の関税の可能性(合意困難との見方)
・自動車関税25%の動向が特に注目

<アメリカの減税・歳出法案>
・下院で可決し、大統領署名により成立
・債務上限引き上げも含まれ、デフォルト懸念は和らぐ
・10年間で500兆円程度の赤字拡大が懸念材料

<テクニカル分析>
・145円突破で146円台を試す可能性
・142円後半がネックライン(三尊形成の場合)
・142円割れで140円割れを試す展開も

<結論>
来週のドル円相場は、トランプ関税問題の不透明感と7月9日の一時停止期限を控えて方向感を見極める展開となりそうです。テクニカル分析では145円を終値で突破できるかが重要で、突破できれば上値を試す一方、できなければ三尊形成から142円割れを試す可能性があります。

お知らせ

「UsUP(ユーズアップ)リスト」では、FXトレードの考え方などをお伝えしています。無料でダウンロードすることができます。FX口座ログイン後に「マイページ」に入っていただき、会員限定コンテンツ集からダウンロードが可能です。ぜひご活用ください。

『最新のドル/円相場を解説』

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 
uehara.jpg

外為どっとコム総合研究所 情報企画部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル円、カギを握るのはトランプ関税の動向…上乗せ関税復活かそれとも延長か(来週のFX予想)2025/7/4 #外為ドキッ

コメント

タイトルとURLをコピーしました