金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
COMEX(ニューヨーク商品取引所)の金先物8月限は前日から16.80ドル(0.5%)値下がりし、1オンス当たり3342.90ドルで取引を終了しました。
金相場は7月3日、4営業日ぶりに下落しました。市場予想を上回る良好な米雇用統計の発表を受けて早期の金融緩和期待が薄れたことが主因です。
米6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比14.7万人増となり、市場予想(10.6万人増)を上回りました。失業率も4.1%と前月(4.2%)から改善し、米労働市場の雇用拡大ペースは鈍化しているものの、堅調さを保っていることが確認されました。
この結果を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が早ければ7月の会合で利下げに踏み切るとの見方が後退し、米長期金利が上昇しました。外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引される商品の割高感が生じたことで、金の売り圧力が強まりました。統計発表後、相場は一時40ドル近い下落となる場面もありました。
一方で、下院で3日に可決された大型税制・歳出法案を巡る米財政赤字への懸念も市場でくすぶっています。この法案は今後10年で米国の債務を推計3兆4000億ドル(約493兆円)拡大させると見込まれており、可決により避難先資産としての金の魅力が高まる可能性もあります。
投資家は雇用統計の堅調な結果と財政政策の行方を天秤にかけながら、金相場の方向性を見極める展開が続いています。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート
日足チャート
「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が横ばいとなる中、価格は移動平均線付近に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、40付近で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
外為どっとコムのCFDについて
『CFDネクスト』においてスプレッド実績は「日本N225」では42%縮小し2.9(提示率は最も高く99.95%)、「WTI原油」では13%縮小し0.026(提示率は99.88%)となりました🌟
今後も、さらに低コストでお取引いただける環境を提供するために邁進してまいります。
わかりやすい!CFD解説動画はコチラ(YouTube「外為どっとコム 株投資情報ch」)
CFD(CFDネクスト)について|はじめてのCFDなら外為どっとコム
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
金先物が4営業日ぶり反落 米雇用統計好調でFRB早期利下げ観測後退 XAU
5日発表の米雇用統計が市場の予想を上回る好調な結果だったことを受け、主要通貨に対しドル高が進行。ドル建てで取引するニューヨーク金先物は割高感を意識した売りが先行し、前週末には一時1トロイオンス1388ドルまで下落した。
東京商品取引所の金先物は反落した。8日の清算値は前週末に比べ19円安い1グラム4871円だった。前週末発表の6月の米雇用統計が市場予想を大きく上回った。過度な米利下げ期待の修正で下げた国際相場の流れを受けた。
コメント