【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-下落に転じた5日線に上値抑えられる

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【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-下落に転じた5日線に上値抑えられる

日経平均株価は続伸。下落に転じた5日移動平均線(39966円 7/4)に上値を抑えられる展開となり、買い先行のあとは下方に押し戻される動きとなった。

 RSI(9日)は前日の73.5%→75.0%(7/4)に上昇。引き続き見方は変わらず、4/7安値(30792円)を起点とした短期波動は上昇が続いている。10日移動平均線(39565円 同)を下回らずに早期に反発できるかが注目される。

 一方、10日移動平均線を下回ると、25日移動平均線(38678円 同)まで調整幅が拡大する展開が予想される。6/18高値(38885円)付近まで揺り戻しが生じる意味合いとなる。

上値メドは、心理的節目の4万円、6/30高値(40852円)、昨年7/17安値(41054円)、心理的節目の42000円、昨年7/11安値(42102円)、昨年7/11高値(42426円)などがある。下値メドは、10日移動平均線、心理的節目の39000円、25日移動平均線、200日移動平均線(38010円 同)、6/13安値(37540円)、心理的節目の37000円などがある。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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テクニカル分析には一長一短があり 万能なものはありません

テクニカル的に見ると、6月15日の日経平均株価の終値は前週末比774.53円安の2万1530.95円と、5日移動平均線(15日現在2万2505.06円)を下回っているため、日経平均株価は調整局面入りした可能性が高そうです。ただし、日経平均株価が25日移動平均線(同2万1527.17円)を上回り続けている限り、3月19日の1万6358.19円を起点にしたリバウンド相場は継続しているとみてよいでしょう。

このように、日経225先物取引の株価水準が連休前とあまり変わらなかったこと、米国の注目イベントを無難に消化したことを踏まえると、今週の株式市場は上値トライの展開も期待できそうではありますが、その一方で、テクニカル分析的には上値が重たくなりそうなサインが出ています。

メジャーなテクニカル指標に移動平均線があります。短期の移動平均線が長期の移動平均線を上回ることを"ゴールデンクロス"といいますが、単に上回るにしても、両線が上昇基調であるとより買いシグナルとしての信頼性が高まります。 足元の日経平均も5日移動平均線がより長期の25日移動平均線を上回り、続いて18日には5日移動平均線がより長期の75日移動平均線をも上回る展開となってきました。 ところで、日経平均は17日に長い陽線を一本立て75日移動平均線を上回りました。今度は株価が上回ったケースです。終値ベースで75日移動平均線を上回るのは、1月7日以来のこと。ただ、少し今回と違いがあるのですが、75日移動平均線の下向きの角度が当時は強かったことです。よって、当時は翌日からは見事に下げに転換していますが、今回はその下向き角度も緩やか、というかほぼ横ばいです。横ばいや上昇基調の移動平均線を株価が上回ったあとは、比較的堅調に推移するケースが多いのですが、下向きの移動平均線に株価がぶつかったら、高い確率で上値を抑えられるというふうに考えても、そうそう外すことはないでしょう。見た目で判断できる非常に簡単で便利な方向です。

今後の投資スタンスとしては、日経平均株価が25日移動平均線を明確に割り込んで「テクニカル的な売りサイン」が点灯しない限り、個人投資家はノイズに右往左往せず、強気を維持し、上昇トレンドに乗り、上昇トレンドを友達にしたポジションを構築することに集中するべきだと思います。

テクニカル面では、日経平均株価は2月28日、25日移動平均線と75日移動平均線との「デッドクロス」が2024年8月9日以来、およそ半年ぶりに出現。4月7日時点も、25日移動平均線(7日時点で3万6689.56円)は75日移動平均線(同3万8305.96円)を大幅に下回ったままです。また、25日移動平均線は急降下しています。よって、テクニカル的には「弱気相場が継続中」です。

移動平均線を分析に活用していければ、取引手法の幅は広がります。今がどういう局面の相場か、相場のトレンドが上向いているのか下向いているのかといった状況の確認ができるうえ、売り買いの目安として用いることもできるでしょう。ただ、相場に先んじて何らかのシグナルを発することはありません。テクニカル分析には一長一短があり、万能なものはありません。株式投資においてはひとつの指標を過信しすぎることなく、さまざまな分析を併用して判断していくようにしましょう。

【QUICK Money World 片岡 奈美】株式投資を始めた皆さんは「テクニカル分析」なんて言葉をよく耳にされるかもしれません。日々刻々と変化していく株価の方向性を読み取ったり、売り買いのタイミングを見計らったりするのに役立つとされる分析方法はいくつもありますが、その中でも最もよく知られ利用されている「移動平均線」について、ここでは少し紐解いてみたいと思います。

移動平均線はテクニカルチャートといわれるものの一つで、相場のトレンドや価格の方向性を見る際の参考となります。凸凹の出やすい日々の値動きを平均値としてならして眺めることで視覚的にも流れを把握しやすくなるでしょう。ただし、過去の数値を元に算出するため、実際の価格変動に対してはやや遅行する指標であることは念頭においておきましょう。

以上4つのテクニカル指標からは、日経平均はここのところやや下げすぎで、スピード調整的な持ち直しの局面に入ってもおかしくはない、と判断される。ただし、それは下降トレンドが続く中での一時的な持ち直しなのか、それとも年初来高値を更新するような本格的な上昇トレンドに転じるのかを判断する材料には欠ける。一目均衡表は3月後半にも相場が反転する可能性があることを示唆しているが、下降トレンドの中での小幅な上昇トレンドにとどまるリスクもある。

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