サンマ1匹5万円 釧路で初水揚げ

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サンマ1匹5万円 釧路で初水揚げ
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サンマ1匹5万円 釧路で初水揚げ

今年は洋上販売が中止ですが、各漁船の判断で自由に公海で操業し、国内に水揚げすることは可能です。 しかし国内に水揚げされる公海サンマは洋上販売の帰り道で操業した新鮮なサンマです。公海までは片道3日程度かかり、燃料代もかさみます。ほかにも深刻な不漁、5月~7月のサンマは小ぶりなど公海サンマ漁には課題が山積みです。 今年も操業を検討した漁船の船主は「(公海サンマ漁は)漁場が遠く、今年も魚が取れないと赤字になるので、出漁をためらってる」などと話していました。 また新型コロナウイルスの影響で、今年は公海で操業している外国船の数も少ないそうです。そのため漁獲状況が分からず、やみくもに遠い公海に行くことができないということです。 公海サンマ漁は課題が多く、来年以降についても見通しは不透明です。

競り落とした関係者は「今年は例年に比べてすごく形が良くて、鮮度も良くて最高のサンマです。(Q価格については?)もう最初から狙っていたんで、高くても買おうと思って。鮮度が最高にいいので、寿司とか刺身とかでぜひ食べてもらいたいなと思います。(Qいい兆しですか?)例年より形が大きくて太さもあるので今年のサンマは品質がかなりいいんじゃないかなと思っています」

釧路漁協によりますと、この時期の流し網漁は、2023年と2024年は水揚げがゼロでした。今後8月以降、主力となる棒受け網漁の水揚げが始まります。 早速、地元の釧路町の鮮魚店、釧之助本店では1匹5万円で販売されました。

今年も間もなく本格的なサンマ漁の時期がやってきます。主力のサンマ棒受け網漁は8月から船の大きさに合わせて順次解禁していきます。 去年は沿岸でサンマが見つからないなど、深刻な不漁となり、過去最低の水揚げ量を記録しました。背景には北の海の変化があると言われています。 北海道区水産研究所の黒田寛主任研究員は夏から秋にかけての親潮の状況が近年変化していて、特に3年前から顕著に表れていると指摘しています。サンマが好む冷たい海水を運ぶ親潮は、夏から秋にかけて、以前は道東沿岸まで南下していました。しかしここ数年、親潮が千島列島付近までしか来ずに折り返してしまっています。そのため親潮に乗ってくるサンマが道東沿岸に近づかず、漁場が遠くなっている可能性があるということです。漁場が遠くなると漁の効率が悪くなるため、不漁の原因にもなります。 黒田主任研究員によりますと、今年も夏から秋にかけて、親潮が道東沿岸に南下しない兆候が出始めているといい、漁場の沖合化が今年も続く可能性があるということです。 一方サンマ棒受け網漁の見通し(海況予報)については、7月下旬ごろに発表される予定です。

今年サンマ流し網漁が注目された理由は、公海サンマ漁に出漁している船が無かったことも影響しています。 去年本格的に解禁された春の「公海サンマ漁」(5月1日~7月20日)は、秋の「サンマ棒受け網漁」(8月~12月)に先駆けて操業します。公海サンマ漁は国内での水揚げのほか、海上でロシア側の加工母船に魚を売る「洋上販売」を行います。加工母船の中では缶詰加工をしているそうです。 しかし去年ロシア側への洋上販売の取引価格は60円/1kgと安く、水揚げ量も振るいませんでした。そのため去年、公海サンマ漁に参加した20隻(うち2隻は洋上販売せず)全てが赤字だったということです。全国さんま棒受網漁協会 は今年の取引価格について、値上げを求めてロシア側と交渉を行いましたが折り合いが付かず、今年の洋上販売は中止となりました。 来年以降の洋上販売については「取引価格の合意に至れば実施したい」(全さんま)としています。 一方今年は7月16日時点で公海サンマ漁に出漁する動きは見られません。漁期は7月20日までなので、このまま全船出漁しないことになりそうです。

釧路港で7月10日未明、早くも秋の味覚「サンマ」が初水揚げされました。大きなもので175グラムと魚体が大きく、漁協関係者はこれほどのサイズのサンマが水揚げされたのは約20年ぶりだと、今後の水揚げに期待しています。 【写真あり】えっ?北海道釧路産の初サンマは1匹5万円!? 早速、地元の鮮魚店では1匹5万円で売られました。 10日未明、流し網漁の漁船が釧路市の釧路港に入港。午前4時ごろから約1300匹約170キロが水揚げされました。 魚体は1番大きいもので175グラムほどありました。 取材した記者もその大きさに驚きです。 「久しぶりに立派なサンマが帰ってきました!ケースの中にはしっかりとした大きさのサンマが入っています」(沼田海征記者) 午前7時からの初競りでは1キロ25万円(税抜き)と過去最高値に。これまでの2022年の最高値6万3000円を大幅に更新し、4倍以上の御祝儀価格となりました。この値はサンマの大きさが要因とみられています。

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