
午前の為替予想は… FRB議長人事を巡る懸念がやや後退 日銀副総裁は早期利上げの経路を示すか?
作成日時 :2025年7月23日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉
ドル円予想レンジ
145.900-147.500円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%下落。週末の参院選の結果を受けた円買い戻しが続いたほか、米長期金利が低下しドルが売られたことから、一時146.31円前後まで下落した。
本日は内田日銀副総裁の講演が予定されている。先日、「日銀が7月末の金融政策決定会合で消費者物価見通しの上方修正を検討する見込み」と報じられているだけに、同氏の発言に注目が集まる。市場では「米関税政策の影響が不透明なことから、日銀は当面金融政策を変更できない」との見方が大勢なだけに、早期の追加利上げを連想させる発言があれば円買いで反応することになろう。ドル/円は一目均衡表の転換線を明確に下抜けたことから、一段の調整売りが持ち込まれる可能性があろう。目先の下値目途は20日移動平均線(146.25円前後)や一目均衡表・基準線(145.93円前後)となりそうだ。
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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ドル円午前の為替予想 FRB議長人事を巡る懸念がやや後退 日銀副総裁は早期利上げの経路を示すか
昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%下落。週末の参院選の結果を受けた円買い戻しが続いたほか、米長期金利が低下しドルが売られたことから、一時146.31円前後まで下落した。本日は内田日銀副総裁の講演が予定されている。先日、「日銀が7月末の金融政策決定会合で消費者物価見通しの上方修正を検討する見込み」と報じられているだけに、同氏の発言に注目が集まる。市場では「米関税政策の影響が不透明なことから、日銀は当面金融政策を変更できない」との見方が大勢なだけに、早期の追加利上げを連想させる発言があれば円買いで反応することになろう。ドル/円は一目均衡表の転換線を明確に下抜けたことから、一段の調整売りが持ち込まれる可能性があろう。目先の下値目途は20日移動平均線(146.25円前後)や一目均衡表・基準線(145.93円前後)となりそうだ。


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