暑すぎて列車8本が運休 JR北海道
JR北海道は24日、気温の上昇に伴い根室線のレール温度が上がっているとして、ゆがみを防ぐために普通列車8本を運休すると発表した。約270人に影響が出る見込み。
JR北は昨秋以降だけでも、貨物列車の脱線や保線作業での虚偽報告といった運行に関わるトラブルが相次いでいて、国土交通省北海道運輸局から3月末に行政指導にあたる「改善指示」を出されたばかりだ。
現場は天塩山地と天塩川に挟まれた山あいで、ヒグマが出る可能性があり、復旧工事の時間が限られるという。JR北は当面、旭川―稚内で特急列車の代行バスを運行する。
JR山陰本線は暑さによるとみられる線路のトラブルのため、松江駅と鳥取県の米子駅の間で6時間余りにわたって運転を見合わせました。23日午後2時半すぎ、JR山陰本線の東松江駅の構内を通過した列車の運転士が、通常と異なる揺れを感じて列車を停止させました。現場を確認したところ、線路が点検できないほど熱くなっていたということで、JRでは水をかけるなどして冷ましたあと、切断して交換する作業を進めています。松江市では23日午後3時すぎに35度の最高気温を観測していて、JRは暑さにより線路に何らかのトラブルが起きた可能性があるとみています。この影響で、JR山陰本線は松江駅と鳥取県の米子駅の間で6時間余りにわたって運転を見合わせました。
トラブル続発のJR北海道、北海道運輸局が「改善指示」
JR北は、雪解けで地盤が緩んで崩れた可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官2人を派遣した。
JR木次線は線路の温度が上昇したため、午後1時15分からおよそ3時間にわたって松江市の宍道駅と広島県庄原市の備後落合駅の間の全線で運転を見合わせました。木次線が線路の温度の上昇で全線または一部の区間で運転を見合わせるのは4日連続です。
JR北海道によると、直前に通過した線路の下の盛り土が約46メートルにわたって崩れ、線路が宙に浮いているところもあった。7日午後10時20分過ぎに別の列車が通過した際には異常はなかったという。
JR北海道によりますと、オホーツク海側を中心に猛烈な暑さとなった影響で、石北線ではレールの温度が上昇し、線路の点検が行われたため、一部の列車が運休しています。午後8時半現在、石北線では、札幌と網走を結ぶ特急「オホーツク」2本と、特別快速「大雪」1本、快速「きたみ」1本、それに普通列車10本のあわせて14本が、運休、もしくは部分運休となっています。JR北海道は、24日も気温の上昇が見込まれ、遠軽と網走の間で正午以降の運行に影響が出る可能性があるとして、ホームページなどで最新の状況を確認するよう呼びかけています。
8日午前6時40分ごろ、北海道中川町のJR宗谷線天塩(てしお)中川―問寒別(といかんべつ)間で、音威子府(おといねっぷ)発稚内行きの普通列車(1両編成)の運転士が走行中に縦揺れを感じ、非常停止させた。点検したところ、列車後部の車輪二つが脱線していた。乗客はおらず、運転士ら乗員2人にもけがはなかった。


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