ドル円午前の為替予想、底堅い米労働市場で早期利下げ期待が後退 次週にビッグイベント控え様子見か 2025/7/25

午前の為替予想は… 底堅い米労働市場で早期利下げ期待が後退 次週にビッグイベント控え様子見か
作成日時 :2025年7月25日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉
ドル円予想レンジ
146.300-148.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。日米貿易交渉の合意により日銀の追加利上げ期待がやや高まったことで145円台へと下落する場面も見られたが円買いは続かなかった。米新規失業保険申請件数が3カ月ぶりの低水準となったことなどから米長期金利が上昇する中、147.02円前後まで反発した。
米国の貿易交渉に進展が見られ、インフレ懸念が後退していることがドル高圧力を弱めている。一方で、米労働市場の底堅さが米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ期待を後退させており、ドルを支える一因となっている。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)や米7月雇用統計といった重要イベントを控えていることから、市場には様子見ムードが広がりやすいだろう。ドル/円は148円に接近すると売られやすく、146円台半ばから下では買い支えられそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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