ラーメン業界に限らず メディアの力は人気店へと進む第一歩です
ラーメンと言えば、スープにこだわりがあったり、麺にこだわりがあったりと各店舗がこだわりを持っていると思います。そうした味へのこだわりが重要な一方で、ラーメン店へ並んで、入店し、雰囲気を感じながらラーメンを食べるといった全ての体験が大きな役割を果たしています。
美味しくてオリジナリティがあるだけではここまで成功することはなかったかもしれません。では、他に何が要因になっているのでしょうか。ここで取り上げたいのがメディアの力。ラーメン業界に限らず、メディアの力は人気店へと進む第一歩です。
天神から徒歩圏内、警固交差点そばに構える濃厚豚骨の注目株。2014年に開業からメキメキと頭角を現し、今では福岡市中心部を代表する行列店へなった。名店での修業の末、店主の津曲剛(つまがりたけし)さんが行き着いたのは“特濃”ד炙りチャーシュー”。「どっしりとした重厚感があって、心地よい豚骨フレーバー、後味の余韻がしっかりとある。荒々しいくらいがちょうどよい」と津曲さん。豚頭を砕きながら煮込んだスープは濃厚濃密。さらに、背脂を足す“コク増し”にすれば、よりガツンとくる“豚感”が楽しめる。また、チャーシューを炙るのは最近のトレンドであるが、カセットボンベのバーナーではなく、七輪で炭火焼きにしているところは珍しい。提供直前に炙り、良質の脂が弾ける肉をスープにのせる。肉の旨味と香ばしさがスープに浸透。この炭火炙りラーメンは、警固本店ほか太宰府天満宮前の支店でも楽しめる。
もちろんそれ以前にもアメリカにラーメン屋はありましたが、その多くが日本人駐在員をターゲットとしていたため、地元の人がラーメンを食べることはなかったそうです。しかしその後、一風堂や百福などが地元のアメリカ人に大流行を巻き起こし、ラーメンマップまで販売されるようになりました。
今やバルセロナはラーメン激戦区となっており、100軒以上のラーメン店があるのでは?という声も。
JR博多駅から春日方面へと伸びる筑紫通りで存在感を放つ1983年創業の豚骨専門店。大将の古川修作(ふるかわしゅうさく)さんは、創業者である父から店を受け継いだ。「スープの材料は皮付きの豚頭のみ。乳化段階の異なる3つの寸胴のスープを合わせる昔ながらの手法をとってます。頭骨は強い旨味が出るが、扱いを間違うと強い臭みが出る。徹底した血抜き、アク抜きをするのが旨いスープを作るのに肝心ですね」と古川さんは話す。下処理から約12時間の工程で作られたスープは、濃厚なパンチ力とすっきりとした後味を両立。チャーシューは脂身の少ない部位を使いシンプルな塩味、キクラゲは他店より細切りにして、しなやかな麺と絡みやすいようにしてある。同店は駐車場も広く、ドライバーや往年の豚骨ラーメンファンに愛される店。開店と同時にすぐに満席になり、客の波が途切れない。
日本のラーメン店で当たり前のようにある「食券システム」について、ショックを受けたと話す人もいました。「首都のバンコクにも食券のあるお店がほぼないので、初めて日本に来た時、感動しました。でも、食券の買い方がわからなくてお店の人に聞きました」(タイ/20代/女性)「基本的に日本語しか書いてないから読むのに一苦労。結局、店員さんを読んで質問することが多かった」(アメリカ/40代/女性)いちいち注文する必要がないので日本人にとっては便利な食券システムも、生まれて初めて使う外国人には疑問だらけのよう。食券機に外国語を併記するお店も増えていますが、もっと浸透するといいですね!
日本のラーメンのバリエーションは、醤油、味噌、塩、とんこつなど、基本となるスープだけでも圧倒的に多彩です。この4つのスープは、それぞれ違った味わいがあり、日本全国で楽しめます。
博多ラーメンの特徴で第一は細麺と、麺のみをお変わりできる替え玉システム。 これは、鮮魚市場と隣接する長浜屋台に端を発するもの。市場で働く労働者に短時間でラーメンを提供するため茹で時間の短い細麺が生まれ、より満腹になれる替え玉が始まったと言われている。そして、麺の好みの硬さを指定できるのも特記事項。“やわ”“普通”“かた”“ばりかた”などが選べ、地元のラーメン好きの間では“はりがね”“粉おとし”(ともに硬麺の呼び名)など、マニアックな言い方もある。スープは白濁した豚骨スープが主流。豚の頭骨、背骨、豚足などさまざまな部位があり、どの素材を使うか、骨の下処理の仕方、煮込む時間、加える脂の量などでも各店で個性が出る。豚骨特有のフレーバーも、より立たせるか、極力取り除くかなど店によりこだわりはさまざまだ。また、麺を上げる網の形状やスープを煮込む釜の種類など、道具の違いにも着目してほしい。
1970年代から日本の即席めんメーカーが進出しているアメリカ。牛肉や鶏肉、海老味といったインスタントラーメンをはじめ、マッシュルーム味やチーズ味なるものも販売されているのだとか。
「ドイツに出店した10年前は、アニメなどで日本のラーメンをで知った一部のコアなドイツのお客様が少々来ている感じで、ドイツに駐在されている日本人のお客様にかなり助けられました。 今では日本人の比率は全体の1、2割程度になり、ドイツを含め欧州人が増えました。日本からも色々なラーメン店がドイツに出店しており、現在のドイツではかなりラーメンが浸透して来たと実感しています。
しかし、日本のラーメンが世界に広がりを見せる中で、麺を啜って食べるという文化も徐々に外国人の間で浸透しつつある。インバウンド観光客の中には日本を訪問する目的の一つに「本場のラーメンを食べたい」ということもあり、日本のラーメン店では箸を使い麺を啜っている光景も見かけることが増えてきた。
福岡県には約1700軒のラーメン店がある。近年のトレンドは、豚骨においてはより濃厚なもの。特に、しっかりと熟成させスープの表面に細かい泡を浮かせた“豚骨カプチーノ”ともいうべき、重厚感のあるものが強い。一方で、スープの素材に豚骨を使わない“非豚骨系”と呼ばれるジャンルも台頭。鶏や魚介を巧みに使った鶏白湯、醤油、塩などの鶏清系のラーメンが増えている。
バルセロナのラーメンブームの火付け役となったとされる、2012年に開店したRamen-Ya HIRO。
世界各地でラーメンは地域特有のアレンジがされ、多彩なバリエーションが生まれています。例えば、台湾では、台湾ラーメンと呼ばれる麺料理があり、醤油ベースのスープに辛い味付けが特徴です。また、中国では担々麺があり、四川省発祥の辛いラーメンとして人気があります。


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