
陰線引け。172円前半で頭を抑えられて171円台に入り込むと、171.05円まで下げ足を強めた。日足一目・基準線の前で下げ止まったものの、2手連続の陰線引け。
基準線は本日171.05円と昨日安値に並ぶ水準まで上昇。本日も下値を試すようだと、同線から170.80円台の11日安値が支持帯となるかを見極めたい。反発した場合は、172.51円で暫く横ばいの転換線が上値のめどとなる。
レジスタンス1 172.51(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 171.42
サポート1 170.81(7/11安値)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
これらテクニカルは 6月20日以降 相場をサポートしている
一目均衡表は、株式評論家の細田悟一氏が一目山人というペンネームで戦前に発表したテクニカル指標です。外国人FXトレーダーにも「東洋の神秘」として注目され、今では「ローソク足チャート」とともに日本で生まれ、世界的に有名になった定番指標として知られています。
一目均衡表は、他のテクニカル分析に比べ多くの要素で構成されており、相場の状況を様々な観点から的確に分析することが可能です。ここでは、一目均衡表の具体的な活用方法を説明します。
一方、ユーロ円(EURJPY)が反落する場合は、2つのテクニカル指標での攻防に注目したい。ひとつは、21日移動平均線(SMA)、もうひとつはフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準である。これらテクニカルは、6月20日以降、相場をサポートしている。23日に大陰線が示現した時も相場をサポートした事実は、重要なテクニカル指標として21日線と23.6%戻しが注目されていることを示唆している。
一目均衡表がほかのテクニカル指標とまったく違う部分は、為替レートやその平均値を未来や過去にずらして、「雲」や「遅行線」を描画し、売買判断に使用するところです。二次元のチャートに過去や未来という三次元的な奥行きを持たせている点は、世界で唯一無二、オンリーワンの指標といっても過言ではないでしょう(図1)。
しかし、為替レートは「雲入り」して、今後は乱高下が予想されます。さらに、DMIのADXが急上昇しすぎており、これ以上トレンドが強くなるとは考えにくいですし、上昇力を示す+DIも下がってきています。 もし、この時点で買いのポジションを持っていたら利益確定すべきです。まだ売りシグナルを発したとはいえませんが、テクニカルを組み合わせることの利点は、エントリーだけでなく、適切なエグジット戦略を立てられることにあるのです。
テクニカル指標の組み合わせというと、複数の違うタイプの売買シグナルが重なって起こることが重視されがちです。しかし、テクニカル指標の中には、真逆のシグナルを発する相反するタイプも多く、そうした組み合わせは売買判断を混乱させるだけで有害無益です。
テクニカル指標は決して未来を100%当てる予言者ではなく、自分の判断が正しいか間違っているかを示してくれる相談役です。相談役は多すぎると困り者ですし、少なすぎても心配です。的確で相性のいい組み合わせがもっとも大切といえるでしょう。
それでは本日の締めくくりに、「ゴールデン・クロス(買いシグナル)」「デッド・クロス(売りシグナル)」を確認しましょう! 大和証券のオンライントレードの「多機能チャート」には、テクニカル分析に強くなる機能がたくさん揃っています。
一目均衡表+MACDは、相場のトレンドや転換点を複数の視点から分析できる組み合わせで、売買タイミングの精度を高めるテクニカル指標です。


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