今回は 「リカちゃんでんわ」の思い出を振り返ってみよう
自分を含めて当時のユーザーは大人になり、次世代の子どもたちがリカちゃん人形で遊んで電話をかける。そうして繰り返しながら「リカちゃんでんわ」は息の長いコンテンツとなった。中には、ふと思い出し、電話をしてみたという大人もいるだろう。
リカちゃんのお話が聞ける「リカちゃんでんわ」が現在も人気なことをご存知だろうか。
WEBサイト『CHANTO web』に掲載されたタカラトミー広報担当者へのインタビューによると、「リカちゃんでんわ」のユーザーはリピーターが多いそうで、現在でも月に4万件もの電話があるという。
「リカちゃんでんわ」がスタートしたのは、おもちゃの発売開始から1年後の1968年のこと。現在もタカラトミーのサイトでは電話番号が公開されており、「ばんごうをまちがえないようにね!」「おうちのひとに聞いてからおでんわしてね!」と案内されている。
「リカちゃんでんわ」とは、タカラの着せ替え人形「リカ ちゃん」をキャラクターに冠したオモチャの電話機……ではありません(そういう商品もあったけど)。
言葉通り、リカちゃんと電話で話せるという少女心くすぐるこのサービスは、開始から56年経った今でも続いていることをご存知だろうか。今回は、「リカちゃんでんわ」の思い出を振り返ってみよう。
小学校低学年のとき、当初は女の子たちの間だけに流布して いた「リカちゃんでんわ」の「秘密の電話番号」が男子たちにも漏洩しました。これによって男の子たちの間にも「リカちゃん電話」がプチブームとなったんで す。
令和の今も高い人気を誇る人形おもちゃである一方、テレビアニメの放送や楽曲のリリース、「リカちゃんキャッスル」といった工場兼展示施設など幅広い事業を展開しており、話題は尽きない。中でも、革新的だったのが1968年に開設された「リカちゃんでんわ」だ。


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