来週の為替予想(米ドル/円)「米ドル/円が下げ難い理由、追随買いが駄目でも転換線で買い直し」ハロンズ FX 2025/8/2 #外為ドキッ

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来週の為替予想(米ドル/円)「米ドル/円が下げ難い理由、追随買いが駄目でも転換線で買い直し」ハロンズ FX 2025/8/2 #外為ドキッ
 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2025年8月1日 12時20分

米ドル/円が下げ難い理由、追随買いが駄目でも転換線で買い直し

米ドル/円、150円台へ到達

米ドル/円は150円台後半まで上昇し、3月28日以来の高値を更新しました。上昇要因としては、欧米間の関税協議が合意に至ったことに加え、米連邦準備理事会(FRB)が9月の利下げに明確なヒントを与えなかったこと、日本銀行が金融緩和の調整に慎重なスタンスを維持していることなどが挙げられます。これらの要因が複合的に作用し、米ドル買い・円売りのフローを促す結果となりました。

EUと米国の関税協議では、米国がEU向け「相互関税」(自動車関税を含む)の税率を、通告していた30%から15%に引き下げることに合意。これに対しEUは、米国から7,500億ドル相当のエネルギー資源の購入を行うほか、6,000億ドル規模の対米直接投資を実施することで応じました。こうした巨額の資金フローが米ドルの需要拡大への期待につながり、米ドルの上昇圧力として市場で意識されました。(各レート水準は執筆時点のもの)

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※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

米ドルの潮目が変化した可能性

米ドルの主要通貨に対する強弱を見るドル・インデックスのチャートからは、年初から続いていた下降トレンドのレジスタンスラインを上抜ける動きが確認されており、ドルに対する市場評価に変化が生じつつあります。米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げに関しては、依然として方向感が定まっていないものの、足元のインフレ指標を踏まえると、年内の利下げ回数に対する市場の見通しは徐々に後退しており、ドルは当面、底堅い推移が見込まれます。

【米ドルインデックスチャート 日足】

米ドルインデックスチャート

出所:TradingView

一方、日本銀行は「賃金と物価が相互に参照しながら緩やかに上昇していくメカニズムは維持されている」との認識を示しつつ、「経済・物価見通しが実現していく場合には、改善の度合いに応じて金融緩和を調整していく」との基本方針を維持しています。ただし、現時点で利上げに向けたスタンスを強める兆しは見られず、円の上値は抑制されやすい状況が続くと考えられます。

加えて、国内政治の不透明感も円安要因として意識されています。参議院選挙での与党敗北を受け、石破首相の退陣論が浮上しており、自民党は8日に両院議員総会を開催する方針を固めています。ポスト石破を巡る動きが加速する可能性があります。次期総裁候補は未定ながら、昨年秋の自民党総裁選で決選投票に残った高市氏を軸とした選挙戦が展開されるとの見方が強まっています。同氏は積極財政政策を掲げており、国債市場には金利上昇圧力がかかりやすく、日本の信用格下げ懸念から円安バイアスになりやすいとの見方もあります。

以上の要因を踏まえると、米ドル/円は当面、下値が限定される展開が予想されます。ただし、ドル/円の上昇ペースが加速する場合、ドル安を志向するトランプ米大統領による口先介入の可能性が高まり、為替市場の不安定要因となるリスクも残されています。

追随買いが駄目なら、転換線で買い直し(テクニカル分析)

米ドル/円は200日移動平均線を上抜けたことで、相場の地合いは強気に転じつつあります。上値の目処としては、151.207円(3月28日高値)、151.614円(1月10日高値158.866円から4月22日安値139.883円までの61.8%戻し)、および154.801円(2月12日高値)などが意識されます。

現時点では、オシレーター系指標において顕著な売りシグナルは確認されておらず、短期的には上値追いの展開が想定されます。特に、第一の注目水準である151.207円を明確に上抜けできるかが、今後の相場の方向性を占う上で重要なポイントとなります。

もっとも、直近の上昇ペースが急であったことから、短期的な調整リスクにも留意が必要です。200日移動平均線を上回る水準で構築された買いポジションについては、同線を割り込んだ場合には一旦手仕舞いを検討すべきでしょう。また、日足一目均衡表の転換線付近まで下押しする局面があれば、改めて買いの好機と捉える戦略も有効と考えられます。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:
USD/JPY:148.000-153.000

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スケジュール

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一言コメント

セミの鳴き声が聞こえないなと思っていたら、ようやく聞こえるようになりました。今年は梅雨明けが異常に早く、暑い日が続く中、セミの鳴き声が聞かれずに少し不思議に感じていましたが、専門家によると、それは思い過ごしなのだそうです。梅雨明けが早かったせいでそう感じるだけで、羽化の時期は例年とそれほど変わらないとのことです。

 
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来週の為替予想 米ドル 円

2027年4月のドル円予想。当月始値 144.85、最低 139.40、当月最高 144.85。平均 142.66。月末 141.52。変更 -2.3%。

2028年6月のドル円見通し。当月始値 174.78、最低 167.00、当月最高 174.78。平均 171.53。月末 169.54。変更 -3.0%。

2028年9月のドル円見通し。当月始値 161.26、最低 161.26、当月最高 168.59。平均 164.30。月末 166.10。変更 3.0%。

ただし、パウエル氏が議長職を辞任しても理事に留まるようなら、トランプ氏が空席のない理事に新たな人を選任できないため、米FOMCでの投票行動に大きな変化が起きにくい点も、忘れてはいけないでしょう。いずれにしても、市場では米ドル/円が高値圏で不安定な動きを続ける可能性があるため、為替動向には引き続き注意が必要です。

今週の米ドル相場は、引き続き経済指標にらみの1週間となろう。特に注目すべきは、12日の2月消費者物価指数(CPI)と14日の3月ミシガン大学消費者態度指数および期待インフレ率となろう。

2029年7月のドル円予想。当月始値 195.62、最低 195.62、当月最高 203.55。平均 198.83。月末 200.54。変更 2.5%。

名目賃金の伸び率は2024年以降、再び上昇基調にある。この動きに連動し実質賃金もプラスへ転じる状況が見られた。1月も名目賃金の伸びが予想以上の強さを見せれば、植田和男日銀総裁が重視する賃金と物価の好循環の確度が高まっているとの印象を市場参加者に与えるだろう。強い賃金統計は円高の要因として警戒したい。

豪ドル 円 予想 2025、2026、2027-2029。

2028年11月のドル円予想。当月始値 181.46、最低 181.46、当月最高 189.70。平均 184.88。月末 186.90。変更 3.0%。

10年後の2010年、日本のインフレ率は0.72%まで上昇しましたが、米国は1.64%にまで下がっています。ドル/円相場は1ドル87.78円まで下落しました。現在のインフレ率は、日本0.23%、米国0.62%、ドル/円相場は 107円となっています。このことから言えることは、インフレ率は為替レートに影響を与えるものの、それ以外の様々な要因も関係していることを明らかにしています。

2029年5月のドル円見通し。当月始値 173.84、最低 173.84、当月最高 180.89。平均 176.70。月末 178.22。変更 2.5%。

2029年6月のドル円見通し。当月始値 196.97、最低 192.69、当月最高 198.55。平均 195.96。月末 195.62。変更 -0.7%。

2027年11月のドル円予想。当月始値 167.37、最低 167.37、当月最高 174.98。平均 170.53。月末 172.39。変更 3.0%。

より強い経済が、より強い通貨に結びつきます。自国の通貨を強くしたい政府は、雇用創出、投資拡大、輸出増加などの政策を打ち出します。先に示した曲線は、両国の定期的な経済成長に伴う、米ドルと日本円の推移を表したものです。

2029年2月のドル円予想。当月始値 172.29、最低 169.78、当月最高 174.96。平均 172.35。月末 172.37。変更 0.0%。

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