エアコン名に長野県の避暑地 なぜ

エアコン名に長野県の避暑地 なぜ
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エアコン名に長野県の避暑地 なぜ

ただ、涼しい場所は他にもある中、なぜ「霧ヶ峰」なのか?メーカーに話を聞きました。 三菱電機(株)静岡製作所ルームエアコン販売企画グループ・山岡徹さん: 「霧ヶ峰以外にも、(かつては)上高地と軽井沢と志賀という高原の名前のエアコンがございました」 実はほかにも信州の「避暑地」が名付けられたエアコンがあったというのです。 標高約1500メートルの「上高地」に、避暑地の代表格「軽井沢」。そして、山岳リゾート「志賀高原」も。 いずれも、「霧ヶ峰」と同じ時期に生産が始まり、当時の製品カタログにはさわやかな風景を写した写真が使われています。 それぞれタイプが違い、「上高地」は持ち運びが可能な「床置き形」、「軽井沢」と「志賀」は提携先の企業があったアメリカで一般的だったという窓枠にはめて使う「窓掛け形」。 そして、「霧ヶ峰」は現在も一般的な「壁掛け形」です。

標高約1600メートル、諏訪市の霧ケ峰高原。猛暑が続く中、涼を求めて多くの観光客が訪れています。 愛知県から来た親子: 「(愛知より)こっちの方が涼しい」 「すごく涼しい」 「霧ケ峰」といえば何をイメージしますか? 東京から来た夫婦: 「一つだね」 「エアコンです」 「『♪きりがーみねー』です」 上田から来た夫婦: 「エアコン」 「(涼しくて)『さすが“エアコン霧ヶ峰”だな』って話していたんです。(エアコンと)同じくらい涼しい(笑)」 ほとんどの人が「霧ケ峰といえば“エアコン”」と答えました。

地球全体で気温の上昇が進んでいるようですが、避暑地のイメージがある長野県も例外ではありません。いまでも家にエアコンのない家もありますが、わが家では夏の暑さに耐えかねて、3年ほど前にリビングルームにエアコンを設置。6月下旬から9月上旬頃までは日常的に冷房を使っています。

エアコンのブランド「霧ヶ峰」。もちろん、長野県諏訪市の「霧ケ峰高原」が由来となっています。なぜ、この名前を付けたのか。取材を進めると、かつてはこの他にも「上高地」や「軽井沢」など信州由来の製品があったことが分かりました。信州とエアコンの知られざる関係に迫りました。 【画像】かつてあったエアコン「上高地」「軽井沢」「志賀」

家電量販店では―。 (記者リポート) 「ありました、エアコン売り場の一角に三菱電機の『霧ヶ峰』が並んでいます」 三菱電機のルームエアコン「霧ヶ峰」。1967(昭和42)年に発売されエアコンの「世界最長寿ブランド」といわれています。 現在は一般的になっている回転送風機・ラインフローファンを世界で初めて採用しました。 2024年、累計生産台数が4400万台を突破した人気のエアコン。その名前は、もちろん夏でも涼しい「霧ケ峰高原」から取られています。

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