【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-基準線や5日線を上値で意識

日経平均株価は反発。買い優勢の地合いが続いたが上値が重く、伸び悩む印象が強い日となった。微妙に陽線で終えたが、一目均衡表の基準線(40677円 8/5)や下落基調にある5日移動平均線(40672円 同)が概ね上限となった。
RSI(9日)は前日の55.8%→40.5%(8/5)に低下。あすも低下しやすいタイミングとなる。昨年7/11に形成したマド埋め(42102円)水準を意識して調整が入る格好となっているが、25日移動平均線(40217円 同)や7月安値(39288円)を前に反発した。あすは反落の可能性が高いが、25日移動平均線付近を維持できれば見方を大きく変える必要はない。
上値メドは、10日移動平均線(40949円 同)、7/31高値(41151円)、7/24安値(41554円)、7/24高値(42065円)、昨年7/11安値(42102円)、昨年7/11高値(42426円)などがある。下値メドは、25日移動平均線、心理的節目の4万円、7/14安値(39288円)、心理的節目の39000円、6/18高値(38885円)、38500円前後、200日移動平均線(38278円 同)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-基準線や5日線を上値で意識
テクニカル 日経平均株価テクニカル分析基準線や5日線を上値で意識
まず、テクニカル分析の1つである「フィボナッチ・リトレースメント」を用いて検証します。日経平均の過去最高値は1989年12月29日につけた38,915円87銭で、過去最安値は2009年3月10日につけた7,054円98銭です。この下げ幅(31,860円89銭)から、フィボナッチ・リトレースメントで目安とされる76.4%戻した水準は31,396円70銭となり、ここが1つの上値目途として考えられます(図表1)。
以上4つのテクニカル指標からは、日経平均はここのところやや下げすぎで、スピード調整的な持ち直しの局面に入ってもおかしくはない、と判断される。ただし、それは下降トレンドが続く中での一時的な持ち直しなのか、それとも年初来高値を更新するような本格的な上昇トレンドに転じるのかを判断する材料には欠ける。一目均衡表は3月後半にも相場が反転する可能性があることを示唆しているが、下降トレンドの中での小幅な上昇トレンドにとどまるリスクもある。
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