
上影小陽線引け。上昇中の一目均衡表・基準線を追うように上昇も、同線を上回る水準でやや押し戻され気味だった。本日95.83円に切り上がった基準線付近での底堅い動きを期待しつつも、今後の低下が見込まれる一目・転換線96.10円前後の重さを気にしながらの流れが予想される。
レジスタンス1 96.38(ピボット・レジスタンス2)
前日終値 95.83
サポート1 94.95(8/5安値)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日足テクニカル 豪ドル円転換線前後の重さ気にしながらの流れ予想
◇スロー・ストキャスティクスとは相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法。「Slow%K」と「Slow%D」の2本のシグナルからなるテクニカル指標。Slow%Kは、過去の一定期間における高値・安値の間で、直近の終値がどのくらいのところに位置しているのかを表す。Slow%DはSlow%Kの移動平均線です。
◇フィボナッチ・リトレースメントとは「フィボナッチ比率」をトレードにあてこんだテクニカル手法です。「23.6%・38.2%・61.8%・76.4%」という比率を、フィボナッチ比率、または黄金比率と呼びます。多くの投資家がフィボナッチ比率で求められた価格帯を意識する為、相場に影響を与えると考えられています。チャートの高値・安値の間をフィボナッチ比率で区切られたラインを引くことで、サポートライン・レジスタンスラインを判断します。
それでは、テクニカル面から豪ドル円を構成するオージードル相場とドル円相場をみてみましょう。
テクニカル面でも、ドル円は日足一目均衡表で三役陰転が点灯したほか、前週からわずかに低下傾向となっている200日移動平均線(本日は152.80円付近)を下抜いている。このため、下押す材料に反応しやすい地合いとなっている点には注意したい。
◇H&Sとは日本語で「三尊」とも呼ばれるチャート形状です。左右にショルダー(肩)、中央にヘッド(頭)があるように見える事からH&Sと呼ばれます。「三尊天井」という言葉は投資の世界では有名なテクニカル指標で、チャート上にこの形が現れる場合、上昇局面から下落局面へのトレンド転換局面と判断されます。上昇相場の中で、上値をアタックするものの、高値を超える事ができず、アーム(腕)形成部分まで下落してしまうのを「売り」の判断します。
オージードルを0.67から0.76、ドル円を105円から115円で想定した場合、2020年の豪ドル円は、70.35から87.40の動きが最大値となっています。 豪ドル円のテクニカルで想定した2020年のレンジが70円から81円、最大で85円としていますので、比較的整合性がありそうですが、やはりドル円相場が111-112円を超えて上昇できるのかが、豪ドル円の大きな反発には必要そうです。


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