【見通し】7日香港株=上値重いか、米関税政策の不透明感が重し 中国貿易統計に注目

7日の香港市場は上値の重い展開か。米雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに動くとの期待が高まっているものの、トランプ米大統領はインドに対して25%の追加関税を課すと発表しており、関税を巡る不透明感が相場の重しとなりそうだ。
一方、香港市場では四半期決算や6月中間決算の発表がスタートしており、業績を手がかりに個別物色の動きが活発になると予想される。きょうはチャイナ・モバイル(00941)やSMIC(00981)、華虹半導体(01347)などが発表を予定している。また、中国ではきょう7月の貿易統計が発表される予定で、結果によっては相場の波乱要因となる可能性もある。市場予想(米ドル建て)は輸出総額が5.4%増(6月実績は5.8%増)、輸入総額が1.0%減(同1.1%増)。9日には物価統計も発表される予定。
6日のNY株式相場は主要3指数がそろって反発。関税問題への懸念や決算発表銘柄が高安まちまちとなったが、アップルが国内製造業への投資を1000億米ドル増額し、4年間で6000億米ドルと投資するとホワイトハウスが明らかにしたことが好感された。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、アリババ集団(09988)やテンセント(00700)、美団(03690)、HSBC(00005)などが香港終値を上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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