[全般]ドルの上値重く

先週は前週末の米雇用統計の結果を受けドル売りが先行。FRBの早期利下げ観測が高まる中でトランプ大統領は辞任したクーグラーFRB理事の後任としてマールアラーゴの提唱者であるスティーブン・ミラン氏を指名。また、次期FRB議長候補としてはハト派のウォラー理事が有力視されるなどFRBの利下げが意識される中で今週もドルは上値の重い展開が予想される。
今週は米CPIやPPIなどのインフレ指標が発表され、結果次第では早期利下げが更に意識されドル売りが一段と進む可能性が高い。
また、FRBへの政治圧力が高まる中で中央銀行の独立性への懸念やエプスタイン絡みによるスキャンダルなどから政局への不安がドルの下振れリスクも警戒される。
一方で石破首相退陣を巡る政局不安の高まりや日米相互関税の行方などから円売りの動きにも注意したい。
8月に入り夏休み休暇を取るところが多く市場は薄商いの中でちょっとした材料でも上下に振れやすい。ただ、方向感が乏しいことから「往って来い」になりやすい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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