ドル円148円キープで150円トライか【外為マーケットビュー】
配信期間:公開日から2週間
※原則隔週の配信となります。次回配信は8月26日 (予定)
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
動画の要約・まとめ
ドル円相場分析
週足チャート
• 147円台のサポートラインを回復し148円台で推移
• 150円台後半を窺う可能性がある一方、144円ちょうどに強い抵抗
• 156円台前半のトレンドラインが重要な上値抵抗
• 150円がキャップされやすい状況
日足チャート
• 複数のトレンドラインをクリアし、150円台を試す流れに
• 147円台前半に下値抵抗が形成
• 146円を切ると144円台まで円高進行の可能性
ユーロドル相場分析
• 中期トレンドラインを上抜けし、基本的にユーロ高ドル安の流れ
ユーロ円相場分析
• 172.9円のトレンドラインが重要な上値抵抗
• 基本的に押し目買いスタンス
• 173円突破が上昇継続の鍵
豪ドル円相場分析
• 上値トライの可能性はあるが中期トレンドは弱い
• 95円台を守れるかが重要なポイント
• 97円が上値抵抗として機能する可能性
結論
市場全体として、米CPIの結果次第で9月利下げ観測に影響が出る重要な局面。ドル円は147円台のサポート回復で150円試しの動き、ユーロ円は173円突破が上昇継続の鍵、豪ドル円は95円防衛が重要という状況。各通貨ペアとも重要な節目にあり、テクニカル分析上の抵抗線・支持線を注視した取引が必要。

川合美智子氏
外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。
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ドル円148円キープで150円トライか 米CPI上振れなら利下げ観測後退も FX
ドル円もいよいよ148円台が定着してきて、150円乗せをトライする局面となる。そのためには米国株高によるさらなるリスクオンが必要となる。日本の与党が事前の予想通りに敗北して、週明け日本は休場のなか朝一はリスク回避の円買いが進んで148円台割れとなったが、その後は復調。
今週は7月の米消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)が発表される。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想では、12日発表の7月のエネルギー・食品を除くコアCPIの上昇率が前月から加速するとみられている。市場では米政権の関税が物価上昇につながるとの見方が根強く、ドル買いが入りやすかった。
【NQNニューヨーク=稲場三奈】11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比40銭円安・ドル高の1ドル=148円10〜20銭で取引を終えた。目立った相場の取引材料に欠くなか、12日発表の米物価指標がインフレ圧力を示すとの見方から、円売り・ドル買いが優勢となった。
ユーロの安値は1.1590ドル、高値は1.1631ドルだった。
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トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感はくすぶる。トランプ大統領は11日、12日となっていた米中の一部関税の停止期限を90日延ばす大統領令に署名したと米CNBCが報じた。米中の貿易交渉に一段の進展があるか引き続き注目される。


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