
小陰線引け。小幅な上昇余地を残す一目均衡表・基準線148.34円を上回り、一時148.52円まで上昇した。しかし押し返され、147円台でNYを引けている。
一目・転換線148.77円は明日にも147円半ばへ低下する見込み。相場が現水準を維持し、日柄の経過を味方に同線を上回って抵抗を1つこなすことを期待するが、転換線付近の重さを嫌気して下押す展開も視野に入れておくべきかもしれない。
レジスタンス1 148.52(8/12高値)
前日終値 147.84
サポート1 147.04(ピボット・サポート2)
サポート2 146.62(8/5安値)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカルの面では 50日線での急反落を警戒したい
テクニカル指標の組み合わせというと、複数の違うタイプの売買シグナルが重なって起こることが重視されがちです。しかし、テクニカル指標の中には、真逆のシグナルを発する相反するタイプも多く、そうした組み合わせは売買判断を混乱させるだけで有害無益です。
なお、筆者の想定を超える米ドルの買い戻しが入り、ドル円が21日線を上方ブレイクする場合は、145.00レベルの再トライが焦点に浮上にしよう。だが、上述したドル指数(DXY)の動きは米ドル不信の根強さを示唆している。ドル円の上昇幅が拡大する局面では、昨日のような戻り売りを警戒したい。テクニカルの面では、50日線での急反落を警戒したい。
このように、トレンド系テクニカル指標からも円高トレンドは一旦終息し、足元は円安方向への調整局面にあるものの、徐々に頭が重くなるなど円安余地はそれほど大きくはないことが示唆されている。
一目均衡表がほかのテクニカル指標とまったく違う部分は、為替レートやその平均値を未来や過去にずらして、「雲」や「遅行線」を描画し、売買判断に使用するところです。二次元のチャートに過去や未来という三次元的な奥行きを持たせている点は、世界で唯一無二、オンリーワンの指標といっても過言ではないでしょう(図1)。
ドル円相場の月足チャートには、テクニカル分析手法の中で相場が急伸する典型的な形状が形成されつつある。それがヘッド&ショルダーズだ。
(テクニカル分析) 今夏、日米株は「分断」
しかし、為替レートは「雲入り」して、今後は乱高下が予想されます。さらに、DMIのADXが急上昇しすぎており、これ以上トレンドが強くなるとは考えにくいですし、上昇力を示す+DIも下がってきています。 もし、この時点で買いのポジションを持っていたら利益確定すべきです。まだ売りシグナルを発したとはいえませんが、テクニカルを組み合わせることの利点は、エントリーだけでなく、適切なエグジット戦略を立てられることにあるのです。
テクニカル指標は決して未来を100%当てる予言者ではなく、自分の判断が正しいか間違っているかを示してくれる相談役です。相談役は多すぎると困り者ですし、少なすぎても心配です。的確で相性のいい組み合わせがもっとも大切といえるでしょう。
テクニカル的には強気優勢だが、RSIは4月12日に73.25をつけ、明確に割高の水準となる70を超えた。介入警戒もあり、ここから一気に155円を抜けるかは不透明だ。
本日オセアニア時間からドル円は下値トライのムードにある。レポート掲載時点で、日足の一目雲の下限とフィボナッチ・リトレースメント61.8%の攻防にある(45分足チャート)。東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表された後に、これらテクニカルラインが重なる143.70レベルを下方ブレイクする局面が見られる。143.70レベルを完全に下方ブレイクした後、この水準がレジスタンスラインへ転換する場合は、143.00レベルをトライするサインと想定したい。この水準は、直近高安のフィボナッチ・リトレースメント61.8%にあたる(143.09レベル、45分足チャート)。
外為市場では根強い米ドル安のトレンドが続いている。ドル指数(DXY)のトレンドを日足チャートで確認すると、昨日は上値抵抗線(レジスタンスライン)で反発が止められ、日足ローソク足は大陰線となった。50日線に続き重要なテクニカルラインで急反落したことで、テクニカルの面で米ドル安トレンドの根強さが確認された。


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