【見通し】13日香港株=続伸か、米CPI受けFRBの9月利下げに期待

13日の香港市場は、前日の米株高の流れを引き継いで続伸か。12日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)はおおむね予想通りとなった。一部で警戒されていたほどの物価上昇圧力が見られなかったことで、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げするとの観測が広がりそうだ。米金利先物の値動きから市場が織り込む政策金利予想を算出する「フェドウオッチ」によると、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は11日の86%から94%に上昇した。
決算や業績見通しを手掛かりとする個別物色は引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の電能実業(00006)とテンセント(00700)、長江インフラ(01038)が2025年6月中間決算、レノボグループ(00992)が2025年4-6月期決算を発表する。
12日のNY株式相場はダウ平均が反発。S&P500とナスダック総合はともに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、美団(03690)が香港終値を上回る一方、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って終えた。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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