オニツカ絶好調 アシックス好業績
そして、大量生産・大量仕入れ・値引き販売は、実需を大きく超えるものづくりという点で、サステナビリティの観点から問題があるだけでなく、利益率やROE/ROAにもマイナスです。アシックス、ミズノ、ゴールドウインの日系3強がGMROIをベンチマークにした健全な事業成長を期すようになれば、他の多くのメーカーや小売もそれに追随し、スポーツ用品市場全体の適量生産・適量販売につながっていくと考えています。
アシックスが上期の好調を受け、2025年12月期連結業績予想を上方修正した。修正後の予想は、売上高が前期比17.9%増の8000億円(修正前は7800億円)、営業利益が同35.8%増の1360億円(同1200億円)、純利益が同36.4%増の870億円(同780億円)。これにより、26年度を最終年度とする中期経営計画で掲げた目標(営業利益1300億円、営業利益率17%、ROA15%前後)を1年前倒しで達成する見込み。
なお、同社は「最強オーナー企業」としても評判だ。その詳細については、記事『【その他製品69社】最強「オーナー企業」ランキング!15位ミズノ、8位アシックス、1位は?』を参照してほしい。
カテゴリー別の売上高と利益を見てみましょう。売上高・利益ともに一番金額が大きいのはパフォーマンスランニング(P.RUN)です。その後はスポーツスタイル(SPS)とオニツカタイガー(OT)が続きますので、この3カテゴリーについて見ていけば何か分かりそうです。
5位はアシックスで、平均年収は898.4万円。前期に比べて年収を4%伸ばした。世界的なスニーカーブーム、ランニングブームを背景に、24年12月期決算は売上高および営業利益、経常利益、純利益いずれも過去最高を更新した。「オニツカタイガー」ブランドはインバウンドにも人気が高く、今後ますます業績が伸びそうだ。
本特集では、競合ブランドに遅れをとっていたランニングシューズの復活物語、短期間で急成長と遂げたスポーツスタイルの改革秘話、「オニツカタイガー」がプレミアム化で成功した軌跡などを多角的にリポートします。24年1月に就任し、アシックスのデジタル経営を主導する富永満之社長のインタビューも必読です。
実際、GMROIが急伸しているアシックスは、株主からの成長期待の高さを示す指標であるPER(株価収益率)が32.08倍(2025年8月6日終値ベース)と、GMROIが下降中のゴールドウインのPER13.72倍(同)を大きく上回っています。これはGMROIのトレンドだけが要因ではないとはいえ、上場企業の業績を多面的に観る際に示唆を与えてくれると考えます。
競技用シューズ最大手で「アシックス」「オニツカタイガー」ブランドで欧米市場でも強みを持っている同社は7月12日に2024年12月期の業績の上方修正を行っている。
アシックスの営業利益予想はどのように修正されましたか?
2025/08/13 - アシックス (7936) の個人投資家による株価予想。現在は【売り】(予想株価 2,687円)と判断されています。「予想精度推移チャート」では、独自に集計した予想精度実績値を時系列で閲覧できます。
アシックスは5月15日、2025年12月期の第1四半期決算を発表した。売上高は2083億1300万円(前年同期比19.7%増)、営業利益は445億1100万円(同31.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は316億4700万円(同18.4増)と増収増益で、売上高は四半期期間で初めて2000億円を突破した。
一方のアシックスはゴールドウインに劣後しているものの、2024年度(2024年12月期)は2.93となり、前期から0.6ポイント余り急伸しました。増収に伴って期末在庫高を増やしているものの、それ以上に粗利益が増えているため、在庫投資の効率が上がっているのです。非常に良いサイクルに入っていると言えるでしょう。
最後はOTですが、このカテゴリーの商品は馴染みの方も多いかと思いますオニツカタイガーです。売上高は前年比+58.3%の954億円、カテゴリー利益は+111.2%の324億円とSPS同様に大きく飛躍しました。
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