万博の約3万人直撃 運転見合わせ

万博会場への来場者輸送の要となる大阪メトロ夢洲駅（大阪市此花区）を降りてすぐの東ゲート前では、14日朝から多くの来場者の姿があった。午前8時すぎ、案内員から開場の遅れの説明を聞く4人家族がいた。「車で千葉から来た。開場遅れを知らなかった」と戸惑っていた。

改札付近では、大阪メトロの駅係員や警備員が運転を見合わせているというアナウンスを繰り返し行っていて、来場者からは、「暑い」「いつ再開するのか」「終電までに帰れるのか」といった声があがっていました。 消防によりますと、午後9時半以降、「足が動かない」「熱中症かもしれない」などと体調不良を訴える通報が相次ぎ、救急車両が出動して対応にあたっています。

大阪・関西万博の会場に直結する大阪メトロ中央線が13日夜に発生した電気系統の不具合で運転を見合わせ、万博会場に多くの人が取り残されたことを受け、14日の万博会場の開場時間は1時間遅れの午前10時に変更された。開場時間の変更を知らずに訪れた人たちからは戸惑いの声が漏れた。

大阪メトロ中央線で13日夜に設備トラブルによる運転見合わせが発生し、大阪・関西万博会場の夢洲に多くの来場者が滞留した問題。大阪メトロは14日午前9時半ごろから緊急記者会見を開き、謝罪しました。

2025年大阪・関西万博に関するさまざまなニュースをお届けします。

万博協会は、14日の開場時間を午前10時に変更しましたが、午前9時台に予約した来場者から順次入場の誘導を行うとしています。

大阪市消防局によると、中央線が運転を見合わせて以降、13日深夜までに万博会場やその周辺から23件の救急要請があった。体調不良や熱中症の疑いを訴える内容が多いという。

13日夜、万博会場と大阪市内を結ぶ地下鉄が運転を見合わせ、万博会場から帰宅できない人で大混乱となりました。 大阪メトロ中央線は午後9時半ごろ、コスモスクエア駅で停電が発生し、中央線全線が運転見合わせとなりました。 その後、一部区間で折り返し運転が始まりましたが、多くの来場者が帰宅できず最寄り駅の「夢洲駅」は人であふれかえりました。 来場者をパビリオン内に収容するなど万博側も対応に追われました。 また、35人が熱中症の症状などで搬送されたということです。

大阪・関西万博の会場につながる大阪メトロ中央線が13日午後9時半ごろから運転を見合わせ、万博会場周辺では帰宅困難となった来場者でごった返しています。 大阪メトロによりますと、13日午後9時半ごろ、コスモスクエア駅付近で停電が発生した影響で、一時全線で運転を見合わせ、午後11時現在もコスモスクエア～阿波座の間で運転を見合わせています。 午後10時すぎから夢洲駅と1つ先の駅であるコスモスクエア駅の間で折り返し運転を行っていますが、夢洲駅では入場制限が行われていて、万博会場の東ゲート付近に設置された読売テレビの情報カメラでは、夢洲駅の入り口付近で、帰宅困難となった来場者でごった返すほど混雑している様子が確認できます。