金(ゴールド)3営業日ぶり反発、ベッセント長官の1.5%利下げ要求でドル安(XAU/USD 市況と分析)2025/8/14

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金(ゴールド)3営業日ぶり反発、ベッセント長官の1.5%利下げ要求でドル安(XAU/USD 市況と分析)2025/8/14
 

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動き まとめ

COMEX(ニューヨーク商品取引所)の金先物12月限は前日から9.30ドル(0.27%)上昇し、1オンス当たり3408.30ドルで取引を終了しました。

ベッセント財務長官が米連邦準備制度理事会(FRB)に対し、150bp(1.5%ポイント)以上の利下げを求めたことで早期利下げ観測が強まり、ドル売りが進行。これによりドル建てで取引される金に割安感が生まれ、3営業日ぶりに反発しました。

最新の金(ゴールド)CFD チャート

30分足チャート

日足チャート

「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が上向きとなる中、価格は移動平均線上に位置している。相場の過熱感をはかるRSIは、50付近へと低下している。

※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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ニューヨーク金相場は反落

また、ニューヨーク商品取引所では安全資産とされる金(ゴールド)が買われ、先物価格が4日連続で値上がり。終値は前日より9.80ドル(0.33%)高い1オンス=3001.10ドルで、初めて3000ドルを超えた。

個別銘柄では、 住宅金融の連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)がそれぞれ大幅に上昇。米監督当局が政府管理を解除するロードマップ(行程表)を策定した。

リッチモンド連銀のバーキン総裁は、政策金利の現行水準について、今年のインフレを抑制する上で引き続き十分に景気抑制的だとの見解を示した。

ニューヨーク金相場は反落。短期的な株価乱高下への不安が深刻化しており、金投資家の関心を集めている。

金は2024年を27%高で終え、2010年以来の好調な年を記録した。米金融緩和サイクルと根強い地政学リスク、中央銀行による金購入が価格を支えた。ワールド・ゴールド・カウンシルは今年は上昇ペースが落ちると予想。経済成長やインフレといった変動要素に上値を抑えられるという。

金スポット価格はニューヨーク時間午後3時5分現在、前日比18ドル(0.7%)安い1オンス=2639.90ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は14.30ドル(0.5%)下げて2654.70ドルで引けた。

ニューヨーク原油は続伸。約2カ月ぶり高値に押し上げた上昇局面は続いている。米原油在庫の減少と、金融市場全般に広がるリスクオンのムードが、中国経済への不安を相殺した。

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